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那須川天心、サンティリャンに3‐0 世界ランカー対決で大差

2025年6月8日 20時52分

 8日、東京・有明コロシアムで開催された『PRIME VIDO BOXING13』のセミファイナルに登場した那須川天心(帝拳)がバンタム級10回戦でWBA6位のビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)に99—91、99—91、100—90の大差3—0判定勝利。世界ランカー対決を制した。

 サウスポー対決となった一戦は、那須川が右ジャブと距離、ポジショニングでリード。3回、間合いを詰めて右フックを叩きつけてきたサンティリャンに呼応して、至近距離での打ち合いにも身を投じた。

 「詰め切る。倒し切るを目標に近い距離での戦いを練習してきた」と言う那須川は、巧みな左ショートボディー、右ボディーアッパーを突き刺して、サンティリャンにじわじわとダメージを与えた。5回には飛び込みながら大胆な左アッパーもヒット。完全に試合をコントロールしていたが、サンティリャンもさすが世界ランカーだ。粘り強く強い右ジャブ、右フックを叩きつけ、決して気持ちが落ちていく姿を見せなかった。

 4回にバッティングで那須川は左目上をカットしたものの、試合の趨勢に影響はなし。終盤、那須川が左クロスの強打を的確に当てれば、疲労とダメージでフラフラのサンティリャンもバランスを乱しながら左右のフルスイングで反撃し、会場を沸かせた。

 WBC1位、WBAとWBOは2位、IBFは4位にランクされている那須川。世界前哨戦と言われる試合をクリアしたが、「収穫は課題がいっぱいあること。また一歩一歩、日々を過ごしていきたい」と彼らしい言葉で試合を振り返った。那須川(26歳)は7勝2KO。サンティリャン(29歳)は14勝5KO2敗。

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