日本でサーシャ・バクティンのリングネームで活躍した元日本＆ＯＰＢＦバンタム級チャンピオン、アレクサンデル・バクティン（ロシア）が18日（現地時間）モスクワに登場。元ＯＰＢＦ＆ＰＡＢＡタイトルホルダー、ロリ・ガスカ（フィリピン）との12回戦を制して、ＩＢＯ（インターナショナル・ボクシング機構）スーパーバンタム級王座を獲得した。

　王座決定戦として行われた一戦、Ｓ・バンタム級でＷＢＣ３位、ＷＢＡ＆ＩＢＦ６位を占めるバクティンはコンスタントなジャブでコントロールする。ガスカがインサイドに入り込もうとするとクリンチで攻撃を遮断。５ラウンド以降はガスカがプレスを強め、バクティンは決定的なダメージを与えることができなかったものの、ポイントを集め続けた。それでも６回と最終12回はフィリピン人の強打に捕まる危ないシーンに直面もした。

　公式スコアは118－111、119－110、118－110の３－０でバクティンを支持。マイナー王座ながら新王者に就いたバクティン（31）は30勝11ＫＯ無敗。ガスカは19勝５ＫＯ３敗。