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タノンサック念願の世界王座 ダウン挽回、アラネタに2-1 IBF・L・フライ級戦

2025年6月19日 20時13分

 矢吹正道(LUSH緑)が返上した王座はタノンサックの手に──。19日のアンダーカードで行われたIBF世界L・フライ級王座決定12回戦は、2位のタノンサック・シムシー(タイ)がダウンを奪われながらも1位クリスチャン・アラネタ(フィリピン)の消極策にも救われて、115—112、113—114、116—111の2—1判定勝利。念願の世界のベルトを獲得した。

アラネタの左カウンターを警戒しながら得点したタノンサック㊨

 静かな初回を経て2回、タノンサックの右からの仕掛けに、アラネタも左ストレートの強打を返すと3回に山場が訪れる。タノンサックが前に出て連打を繰り出したものの、アラネタの左カウンターでダウン。立ち上がったタノンサックにアラネタはふたたび強烈な左をヒット。タノンサックの両足は棒のように硬直した。

 しかし、一撃狙いで手数の減ったアラネタを、タノンサックはステップとジャブ、ワンツーを使いつつ、右強打をリードにして丁寧に戦う。5回以降は、タノンサックがラウンドを支配しながらも、アラネタの左カウンター一撃が流れを止める展開に。

 9回終盤、タノンサックが右をヒットすれば、アラネタも左強打をヒット。10回にはタノンサックの右に対し、アラネタが左アッパーのボディーカウンターをグサリ。しかし、タノンサックはダメージをうまくごまかして左ジャブでアラネタを寄せつけず。

 互いが相手を警戒しすぎ、全体的に盛り上がりを欠く展開となった。新王者のタノンサック(25歳)は39勝34KO1敗。アラネタ(30歳)は25勝20KO3敗。

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