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ジロリアン陸、チャンを破るも疲労困憊 

2025年6月26日 0時58分

 25日、東京・後楽園ホールで行われた『OVER HEAT BOXERS NIGHT.133』のメインイベント、スーパーウェルター級8回戦は、日本ウェルター級12位にランクされるジロリアン陸(フラッシュ赤羽)がチャン・サーラー(タイ)を相手に判定勝ち。昨年12月に2年ぶりの再起を果たしてから2連勝を記録した。

消耗戦でチャンを退けた陸㊧

◆スーパーウェルター級8回戦
ジロリアン陸(フラッシュ赤羽)[判定(3-0)77-75,78-74×2]チャン・サーラー(タイ)

 スリリングな拳の交換は、最終のゴングが鳴るまで終わらなかった。動きながら左を突く陸が右へとつなげる。しかしチャンはガードを固めて臆せず前へ。体をぶつけるように右のスイングを振る。陸が下がりながらも右アッパー、左フックで応戦――試合は序盤から両者の激しいやり取りとなった。

 チャンの圧力にコーナー、ロープへ押されても、陸は右アッパー、左フックを振るい脱出する。が、チャンの右スイングも威力があり、一進一退が続く。

 5ラウンド終了間際にはチャンの右スイング、左フックで陸の足取りが覚束なくなった。それでも陸は、疲れから前進する力が弱まったチャンに対し、動いてヒットを重ね、軽くとも数多く当てて終盤のポイントを奪った。

 勝った陸は疲労困憊。試合後は会見にも応じられず、大事を取って病院へと搬送された。戦績は20戦16勝(14KO)4敗。敗れたチャン・サーラーは19戦12勝(8KO)7敗となった。

プロ2連勝の津端㊨

◆女子スーパーライト級4回戦
津端ありさ(多寿満)[TKO3R1分39秒]スパンニカー・ターンチューム(タイ)

 
 全日本アマ王者から転向した津端のプロ2戦目。体格に勝る津端が開始から攻める。スパンニカーのスイングを、スウェー、ブロックでいなし、ロープへと追いパンチをまとめた。抵抗を見せるスパンニカーだが、津端は右ストレート、右アッパーと乱打。2回終了間際にはストップ寸前へと追い込んだ。
 
 そして続く3回も攻め続けた津端。とうとうレフェリーが割って入った。津端の戦績は2戦2勝(1KO)。初黒星のスパンニカーは6戦4勝(2KO)1敗1分。

◆54.4kg契約6回戦
三浦良斗(ワタナベ)[KO5R18秒]川口竜也(五代)

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