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岡田博喜V6戦“日本卒業”かけあす細川バレンタインと

2016年10月31日 15時40分

  日本S・ライト級チャンピオンの岡田博喜(角海老宝石)があす11月1日、後楽園ホールの「角海老ボクシング」で挑戦者7位の細川バレンタイン(宮田)を迎えて6度目の防衛戦を行う。31日の計量で岡田はリミットの63.5キロ、細川は63.2キロをマークした。

V6を目指す王者岡田(左)と挑戦者の細川

 デビュー以来13連勝(10KO)の岡田が6度目の防衛戦を迎える。今回の試合に向けては栄養士のアドバイスを受け、食事の管理を徹底。以前は控えていた炭水化物をしっかり摂るなど減量法を変え、「きついはきついですけど、以前ほどではない」とコンディション作りに成長を見せた。

 安定した試合ぶりで防衛テープを伸ばし、世界ランキングもWBO10位につける岡田は「日本、東洋、世界ランカーの上位とやっていきたい」とじっくり上を目指す考えで、「東洋、もしくはWBOアジアパシフィック王者の近藤(明広=一力)さんがやってくれたらうれしいですね」と上位王者との対戦を希望。日本王座を卒業するためにはV6成功が条件となるだけに「どんな展開になっても冷静に対応して、しっかりした試合をしたい」と気持ちを引き締めた。

 35歳のベテラン細川(20勝9KO5敗3分)は2013年に日本王者の岩渕真也、OPBF王者キム・ミヌク(韓国)に敗れており、これが3度目のタイトルアタック。前回4月の試合で佐藤矩彰(新日本木村)に敗れているだけに「タイトルは1回経験できれば幸せ。自分は3回も経験することになって本当に運がいいと思う」とチャンス到来を素直に感謝した。

 王者の岡田については「超強い。その一言につきる」と実力を高く評価。もちろん負けるつもりは毛頭なく、「小細工が通用する相手じゃない。ありったけの自分をぶつけようと思っている」と言葉に力を込めた。300人が駆けつけるという応援団の声援をバックにアップセットを起こすつもりだ。

 アンダーカードでは、日本S・フェザー級9位の荒木貴裕(極東)と日本フェザー級14位の大橋健典(角海老宝石)のフェザー級8回戦が組まれたほか、日本ウェルター級1位の坂本大輔(角海老宝石)、プロ2戦目となる斎藤一貴(角海老宝石)がそれぞれ6回戦を行う。

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