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“スルド”ラミレス、ドルティコスを寄り切る クルーザー級2冠防衛 オペタイア戦を希望

2025年6月29日 21時09分

 ポールvs.チャベスJrと同じ米カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで28日行われたWBA・WBOクルーザー級タイトルマッチは統一王者ヒルベルト“スルド”ラミレス(メキシコ)が挑戦者・WBA1位のユニエル・ドルティコス(キューバ)に3-0判定勝ち。WBAは2度目、WBOはV1に成功した。

ラミレス

 1、2回と強打者のドルティコスが左右連打で仕掛け、サウスポーのラミレスはロープを背にする。ヒヤリとさせられたラミレスだが、3回、立て直すと接近戦で粘り強くボディー打ちをコネクト。左ストレートを交えて徐々に優位に立つ。ここでドルティコスも打ち返して対抗。ペース争いが展開された。

 攻防の分かれ目は7回。接近戦からラミレスの左が命中。なおもチャージして明白なポイントにつなげる。左目周辺が腫れ出したドルティコスは39歳という年齢と近年の不活動が影響してか、前半のような見せ場をつくれない。9回、ロープを背にしながらラミレスが左強打を見舞って引き離しをかける。10回、それまでレフェリーから何度か注意をされていたドルティコスはローブローによる減点1を科された。

 終盤11回、ドルティコスが奮起して右で攻勢をかけたがラミレスは最終回、巧妙なアングル取りでパンチをまとめて終了。115-112が2者に117-110で2団体王座を守った。ラミレス(34歳)は48勝30KO1敗。ドルティコスは27勝25KO3敗。

 ラミレスは噂に上るIBF王者ジェイ・オペタイア(豪州)との3団体統一戦に乗り気の姿勢。「コール・ミー(連絡を待っている)。ネクスト?イエス!」と答えた。

 セミセミのWBAウェルター級挑戦者決定戦兼NABF同級タイトルマッチは、WBC4位ラウル・クリエル(メキシコ)がビクトル・ロドリゲス(ウルグアイ)に4回2分9秒KO勝ち。顔面、ボディーへ多彩なパンチを浴びせるクリエルが4回、左強打から右ボディーで倒し、追撃連打でストップに持ち込んだ。クリエルは16勝14KO1分無敗。ロドリゲスは16勝9KO1敗1分。クリエルのオスカー・デラホーヤ・プロモーターは5月、ライアン・ガルシアに勝って戴冠したWBAウェルター級レギュラー王者ローランド・ロメロ(米)に挑戦させるとアピールした。

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