シャクール、セペダに快勝 マティアスは王者復帰 シェラーズがベルランガを倒す

試合情報(日本語)

 ニューヨーク・クイーンズのルイ・アームストロング・スタジアムで12日(日本時間13日)行われたダブルメインの一つ、WBCライト級タイトルマッチは王者シャクール・スティーブンソン(米)が挑戦者の暫定王者ウィリアム・セペダ(メキシコ)に3-0判定勝ち。もう一つのS・ミドル級12回戦はハムザ・シェラーズ(英)がエドガー・ベルランガ(プエルトリコ/米)に5回KO勝ちを収めた。

セペダを撃退したスティーブンソン

 サウスポー対決となったライト級戦は右ジャブから左強打につなげるスティーブンソンと距離を詰めてボディー打ちを繰り出すセペダ――予想通りの攻防で始まった。3回、ボディー打ちから攻め込んだセペダが右を上へ返すとスティーブンソンがグラつく。だが挑戦者はこの場面を最後に見せ場をつくれなかった。

 スティーブンソンは自らロープを背に対処するシーンが目立つものの落ち着いてセペダのアタックを防ぎ、被弾を最小限に抑えて、左強打でポイントにつなげていく。セペダはそれでも常に攻撃の姿勢を貫くが、巧者シャクールに吸収される場面が多く、中盤から王者のパンチを浴びてアゴが上がるシーンもたびたび見られる。

 時おり不敵なスマイルも浮かべてカウンターを見舞うスティーブンソンにセペダは攻撃の突破口が見つからない。断続的にコンビネーションを浴びせるスティーブンソン優勢の攻防が最後まで続き、スコアカードは118-110×2、119-109と大差でスティーブンソンがV3を果たした。スティーブンソンは24勝11KO無敗。初黒星を喫したセペダは33勝27KO1敗。

 ダブルメインのもう一つはミドル級からS・ミドル級へ転向初戦となるシェラーズが昨年、カネロ・アルバレスに挑戦したベルランガに5回17秒KO勝ち。身長191センチの長身選手シェラーズに対し、地元の声援を浴びるベルランガは1、2回、右をねじ込んで好スタートを切る。しかし3回終盤、英国人が左フックを口火に反撃を開始する。

 迎えた4回、右強打、左右を決めたシェラーズが連打から左を痛打するとベルランガは背中からマットに落下。カウント後、左右から右クロスで2度目のダウンを奪う。ここでゴングが鳴ったがベルランガはダメージを引きずる。5回またもシェラーズがコンビネーションを乱打すると、手を着いたベルランガにストップがかかった。

 試合はWBC・S・ミドル級挑戦者決定戦として行われ、前回WBCミドル級王者カルロス・アダメスに挑みドローに終わったシェラーズは今回、カネロ・アルバレスへの挑戦権を獲得した。22勝18KO1分無敗。カネロとフルラウンド戦ったベルランガ(23勝18KO2敗)を前半でストップした勝利は大きい。

 同じリングのWBC・S・ライト級戦は挑戦者で元IBF同級王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)が王者アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)に2-0判定勝ちで王者に復帰した。試合はこれまで勝利が全部ストップ勝ちのマティアスが常に前がかりに対処。技巧派サウスポーのプエジョが左オーバーハンドなどカウンターを随所に決めて拮抗する。

 ややプエジョ優勢で迎えた終盤、プレスをかけるマティアスにプエジョは露骨とも思えるバックアップを踏んで防戦に努める。11回に右アッパーを痛打したドミニカ人だったが、マティアスの攻勢が評価され、一人は114-114のドローだったが他の2ジャッジは115-113で挑戦者を支持。王者が入れ替わった。

 プロキャリア初の判定勝利のマティアスは23勝22KO2敗。リングに上がったWBC1位ダルトン・スミス(英)とフェイスオフ。両者は11月ごろ対戦する話が出ている。初黒星のプエジョは24勝10KO1敗。

タイトルとURLをコピーしました