超激闘! 齋藤麗王、渡邊海を逆転TKOで王座に 

試合情報(日本語)

 31日、東京・後楽園ホールで行われた『フェニックスバトル140』のメインイベント、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチは、挑戦者の齋藤麗王(帝拳)がチャンピオン渡邉海(ライオンズ)を相手に劇的な3RTKO勝ちで王座を獲得。セミファイナルの東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦でも、ワチュク・ナァツ(八王子中屋)が左右田泰臣(EBISU K’sBOX)を判定で破り、2人の新王者が誕生した。

渡邊を猛攻する齋藤㊨


◆WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ
齋藤麗王(帝拳)[TKO3R2分2秒]渡邉海(ライオンズ)
 間違いなく年間最高試合にノミネートされるであろう激闘だった。この日の後楽園ホールにいた観客は幸運である。


 ドラマは最初からはスリリングだった。初回、ジリジリとロープへと追う齋藤が伸ばした右に、渡邉の左フックがカウンターで振り抜かれると、連打からの最後も左で渡邉がダウンを奪う。

 再開後も渡邉の攻撃は止まらない。耐えきれず、ふらふらと後ろに倒れた齋藤に2度目のカウントが聞かされた。試合は続けられたが、齋藤の膝に力はなく、いつ止められてもおかしくない。それでも右を振るって、齋藤はゴングまで生き延びた。

 瀕死のはずの齋藤だったが、2回開始早々から渡邉を赤コーナーへと追って逃さない。渡邉も相打ちを狙って拳を振るったが、齋藤の連打は止まらない。3分間、コーナー付近から出させない攻勢を見せた齋藤。しかし勢い余って終了ゴング後の加撃で1点減点された。

 3回に入っても齋藤の勢いは止まらない。そして渡邉も所々パンチを返すので、レフェリーにとって難しい判断の時間が続くが、途切れぬ齋藤の回転に、とうとう割って入った。1月の保坂剛(三迫)戦に続く劇的な勝利に、激闘王の称号が相応しい齋藤の戦績は7勝7KO1敗。惜しくも防衛ならなかった渡邉は14勝8KO3敗1分。

空位の王座はナァツ㊧がゲット

◆東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦
ワチュク・ナァツ(八王子中屋)[判定(3-0)117‐111,118‐110×2]左右田泰臣(EBISU K’sBOX)
 体を揺すり、プレスをかけて前に出るナァツ。その隙間に左を伸ばす左右田だが、3月の前戦でミドル級ランカーの酒井幹生(角海老宝石)を2回で沈めたナァツのほうが力強い。ナァツの圧力が強くなると、左右田はクリンチのシーンが多くなり、揉み合いでナァツがボディーを叩く。

 4回(39‐37×3)、8回(78‐74×2、79‐73)と着実にリードを広げだたナァツは、初めて迎える12ラウンドに疲れも見えたが、うまく休みながら時間を消化した。最終回、最後は気合の発声で押して行った左右田だが、終了のゴングを聞いた。

 JBC非公認を含め、3度目のタイトルマッチで初めて戴冠したナァツの戦績は9勝4KO4敗2分。タイトル初挑戦に失敗した左右田は8勝5KO2敗1分。

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