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粉川拓也は再起成功「王者のときよりうれしい」

日本ライト級ランカー対決は柳達也が快勝 
粉川拓也は再起成功「王者のときよりうれしい」

2020年10月14日 20時03分

 角海老宝石ジム主催「SLUG FEST」が14日、後楽園ホールで開催され、メインのライト級8回戦は、日本ライト級7位の柳達也(伴流)が同6位の斎藤一貴(角海老宝石)に6回52秒TKO勝ちした。

柳は6回に斎藤をストップした

 互いに中間距離でジャブを付き合い、次の攻撃につなげようとした。柳がボディ攻撃につなげて先制すると、2回にショート左フックで齊藤からダウンを奪った。

 齊藤はここから巻き返しを図ろうと攻撃姿勢を強めたが、柳は齊藤の強打をしっかりブロックしながらコツコツとボディを打ち込む。4回には右を決めてダメージを与えた。機動力も駆使して完全にペースを握った柳は6回、左フックで齊藤をグラつかせ、ラッシュしてストップ勝ちを呼び込んだ。

 柳は17勝6KO6敗2分。昨年11月、近藤明広(一力)とのランカー対決に敗れて以来の試合で勝利。東農大出身の元トップアマ、斎藤は7勝5KO3敗。昨年10月、富岡樹(REBOOT.IBA)との日本タイトル挑戦者決定戦に続く黒星となった。

柳達也の話「珍しくいい勝ち方でした。ディフェンスが課題だったので、足を動かして、カードを高く、頭も動かしてと考えていた。練習の成果が出たと思う。(攻撃は)インサイドへの入り方、打ったあとの動き、多角的に攻めること、ロマチェンコのように動くことを意識した。来年中にタイトルマッチに挑戦して、ベルトを獲ることが目標。ベルトがないとボクシングをやっていたと大きな声で言えないので」

齊藤は電光石火の攻撃で初回KO勝ち

◇S・フェザー級8回戦
齊藤陽二(角海老宝石)[KO1回2分31秒]脇田将士(ミツキ)
 習志野高、駒澤大出身の齊藤が日本S・フェザー級18位のサウスポー脇田と対戦。いきなり脇田を捕獲した齊藤はボディの連打で長身の脇田をロープに釘付け。その後も攻め続け、左フックで倒すと立ち上がったものの10カウントとなった。齊藤は2勝2KO1敗1分。脇田は10勝5KO10敗2分。

再起戦の勝利した粉川

◇フライ級8回戦
粉川拓也(角海老宝石)[TKO6回1分39秒]山口隼人(三迫)
 元日本王者で世界経験のある35歳の粉川が日本L・フライ級6位の山口を迎えた。スタートから互いによく手を出し、あまり足を動かさずに打ち合う展開。山口は右をかぶせていったが、粉川が3回、左ボディ、右ストレートを決めて主導権を握った。

 4回に入ると山口がペースダウンし、粉川がより優位に立つ。山口はパンチで左目上部をカットして失速。5回も粉川が面白いようにパンチをヒットし、6回にストップとなった。昨年9月、OPBFフライ級戦で敗れて以来の試合に勝利して生き残った粉川は31勝14KO6敗1分。連敗の山口は15勝2KO9敗1分。

粉川は徐々にピッチを上げて山口を仕留めた

粉川の話「今日の勝ちはチャンピオンの防衛戦で勝ったときよりうれしい。もう(粉川は)終わっていると思っている人もいると思うので、それを見返したいという気持ちは強い。前回負けたあと、洪トレーナーについてもらい、すべてを改造してくれた。まずはガード。パンチもナックルがしっかり当たるようになった。今日の勝ちは洪さんの練習のおかげ。今後? 世界チャンピオンを目指します」

◇S・フライ級4回戦
河本歩夢(角海老宝石)[TKO2回2分33秒]三浦成道(東拳)

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