世界目指す中野幹士が圧勝 齊藤陽二は浦川大将を逆転TKO

試合情報(日本語)

 2日、後楽園ホールのセミファイナルで行われた128ポンド契約10回戦は、OPBFフェザー級王者の中野幹士(帝拳)が、フィリピンS・フェザー級14位のジン・アグアンに2回1分50秒TKO。まったく危なげない勝利を収めた。

アグアンを猛攻する中野

 アグアンの遅れて飛んでくる左右フックをしっかりと頭の上に流し、初回から左強打でアグアンの体を前後左右に揺らした中野。2回に入ると、左ボディーでダメージを与え、前屈みになったアグアンに的確な左右アッパーをヒット。鼻血を流したアグアンに、なおもアッパーをヒットすると、アグアン陣営が棄権を申し出た。

 「スタートは硬かった。1戦1戦必死に戦ってます。これから世界に向けて頑張っていきます」と中野。世界ランカー(WBC6位、IBF8位、WBO10位、WBA11位)らしい実力差をまざまざと見せつけた。中野(30歳)は14勝13KO。アグアン(32歳)は7勝5KO3敗。

浦川を最終回に逆転した齊藤

 日本ライト級挑戦者決定8回戦は、日本5位の齊藤陽二(角海老宝石)が日本4位の浦川大将(帝拳)を8回2分12秒TKOで下した。

 ビシビシと左ジャブを放つ浦川に対し、齊藤は力任せの左右ボディーから左右フックを叩きつける。しかし、この日の浦川は小さなステップバックを丁寧に使いながらワンツーをヒット。コツコツとコンパクトにジャブを飛ばし、齊藤に鬱陶しさを感じさせて心を乱させていた。

 4回終了間際には、浦川が右ストレートを打ち抜いて齊藤をダウン寸前に。その後も、打ち合い上等の齊藤を上手にコントロールして、ダメージを蓄積させているように見えた。

 しかし最終8回、齊藤が渾身のパワーパンチの連打で浦川にダメージを与えると、最後は強烈な右をヒット。浦川が背中からダウンするとレフェリーが試合を止めた。

 逆転勝利の齊藤(29歳)は9勝9KO4敗2分。うまい戦いを見せていたものの、最後にひっくり返された浦川(28歳)は10勝7KO4敗。

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