全8試合で片側赤コーナーから登場する選手すべてが静岡のジム所属か静岡出身――というユニークな興行が7日グランシップ静岡(静岡市)で行われた。駿河男児ジム主催の「Boxing Event Desafio 12」で、メインでは日本S・フェザー級3位の木村蓮太朗(駿河男児)が中国のリ・ジャーミンを4ラウンド1分44秒TKOに撃退した。

相手のリはこれまでKO負けがないという評判のタフガイ。試合がスタートしてすぐ木村は「気持ちの強い選手」との感触を得たという。しかし2回には右フックを決めて幸先よくダウンを奪った。しかしこれはリが強振した勢いで倒れ込んだ際に右フックを決めていたもの。木村自身も「効いたパンチではない」と分かっていたが、その後も果敢に手を出して強気のリに一歩も引かずに打ち合い、優勢裡に試合を進めた。
ガードの堅いリも手を出す際には隙ができる。ここを狙って木村が右アッパー、左ストレートと打ち込む。4回も同じような打ち合いから木村がさらに攻勢を強め連打すると、レフェリーが早めのストップをかけた。これで4連続KOをマークした木村(28歳)は、11勝7KO1敗。
元アマの全日本チャンピオンからプロ転向して5年が経過したが、いまだ無冠。この間失敗(暴力事件)もあったが、支えてくれるジムのスタッフ、応援してくれるファンに恩返しをしたいという木村。「静岡から世界へ」のスローガンを今も掲げ続けている。
木村は年内開催予定のS・フェザー級賞金トーナメントに出場を熱望。日本、アジア(2団体)の3人のチャンピオンをすべて倒す自信があると豪語していた。なお木村の勝利でこの日の赤コーナーの静岡県勢は4勝4敗のタイに持ち込んだ。


