来年のアジア大会の第一次選考を兼ねた全日本ボクシング選手権大会の決勝戦が30日、東京・錦糸町のひがしんアリーナであり、男子10階級、女子8階級のチャンピオンが決まった。

女子バンタム級は東京五輪銅メダリストの並木月海(マツキヨココカラ&カンパニー)が昨年の覇者、國府縞鈴(日本体育大学)に終始プレッシャーをかけ続け、4―1判定勝ち。この大会3年ぶり通算3度目の優勝を遂げた。並木は女子の部の最優秀選手に選ばれた。

男子の最優秀選手賞には、フライ級で1年生ながら初優勝した岩井大地(東京農業大学)が選ばれた。岩井は新人ながら前回優勝の古藤昇大(東洋大学)と素晴らしい攻防の末に4―1判定勝ちして初優勝をとげた。

注目の高校3年生、藤木勇我(興國高)は国体王者の祝聖哉(大橋ジム)相手に立ち上がりから積極的に手を出し試合の主導権を握った。祝も応戦したが、藤木が5ジャッジともフルマークの判定勝ち。高校生の全日本制覇は2017年の堤駿斗(習志野高=当時)以来。藤木は開催地の墨田区長賞を授与された。
他に、今大会技能賞に男子・原田周大(大橋ジム)、女子西中結菜(東洋大学)、敢闘賞に男子八木大河(東京農業大学)、女子山田月琴(東洋大学)が、また日本連盟会長賞に準決勝で敗退したものの健闘した39歳のベテラン、星大二郎(和歌山県庁)が選ばれている。各級の決勝結果は以下の通り。
・女子
LF級 貞松優華(佐賀・高志館高校職員)RSC2回 宮田ゆう(熊本・東洋大)
F級 西中結菜(大阪・東洋大)RSC2回 吉田姫菜(和歌山・東洋大)
B級 並木月海(千葉・マツキヨココカラ&カンパニー)4―1判定 國府縞鈴(熊本・日体大)
Fe級 山田月琴(大分・東洋大)5―0判定 岡山さくら(兵庫・駒澤大)
L級 吉澤颯希(栃木・日本体育大)RSC2回 仲間可南子(宮城・東北大)
W級 鬼頭茉衣(愛知・カネヨシ)4―1判定 秋元アリンダ(青森・青森山田高)
LМ級 ラヤマジ・ジェニカ(愛知・名古屋工専高)―渋谷明菜(東京・コサカジム)
М級 笠原直子(日本連盟・本多ジム)=認定
・男子
F級 岩井大地(近畿・東京農業大)4―1判定 古藤昇大(日本連盟・東洋大)
B級 熊本風真(近畿・駒澤大)不戦 中山聖也(九州・駒澤大)
L級 原田周大(日本連盟・大橋ジム)5―0判定 中山鉱一(九州・駒澤大)
W級 藤木勇我(近畿・興國高)5―0判定 祝 聖哉(九州・大橋ジム)
LМ級 田中廉人(日本連盟・自衛隊体育学校)3―1判定 秋山祐汰(日本連盟・自衛隊体育学校)
М級 八木大河(北信越・東京農業大)4―1判定 シルバ・イエシュア(関東・法政大)
LH級 鳥谷部魁(東北・自衛隊体育学校)RSC2回 中島鉄人(日本連盟・滋賀県スポーツ協会)
C級 天井澤一志(北信越・拓殖大)5―0判定 王 帥(東海・中央大)
H級 松宮勇太(関東・ワタナベジム)=認定
SH級 佐藤翔太(関東・MUGEN MARTIAL ARTS)=認定


