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ロマチェンコ、クロフォードに次ぎ3人目

WBOが田中恒成をスーパー王者に認定 
ロマチェンコ、クロフォードに次ぎ3人目

2020年1月14日 11時35分

 WBOは13日、フライ級王者の田中恒成(畑中=写真)をスーパー王者に認定するとホームページ上で発表した。現在WBOのスーパー王者はウェルター級のテレンス・クロフォード(米)、ライト級のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の2人で田中は3人目となった。

 WBOはスーパー王者に対し、選手権委員会の許可を前提にいくつかの特権を与えている。その一つが指名試合の期限(通常9ヵ月以内)を延期できること。これにより他団体王者との統一戦を組みやすくしようという狙いだ。

 スーパー王者が望めば上下のクラスですぐに指名挑戦者になることができる、という特権は複数階級制覇をやりやすくするためのルール。田中がもしこの規定を沿って階級アップを申し出れば、S・フライ級王者、井岡一翔(Reason大貴)の指名挑戦者のポジションを獲得できるということになる。

 田中はかねてS・フライ級への階級アップを公言する一方で、大みそかの防衛戦で最高のパフォーマンスを披露し、フライ級残留にも自信を深めた。いずれにしてもスーパー王者昇格で選択肢が広がったことは歓迎だろう。ちなみに井岡はWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)戦を望んでいる。

 WBOのスーパー王者認定の要件は、統一王者、10度の防衛、10度以下でも優れた功績を残した─など。今回は畑中ジムからの要請を受けてWBOが判断した。

 田中のスーパー王者認定の理由は、田中がデビューから無傷の15連勝(9KO)をマークし、ミニマム級からフライ級までWBO王座を3階級制覇していること。対戦相手も元WBOフライ級王者の木村翔、元WBA・IBF・L・フライ級統一王者の田口良一ら質が高く、対戦相手のトータル戦績が253勝32敗14分であることを挙げている。

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