7日昼、三松スポーツボクシングジム主催の興行「Dream Fight Series 26th」が、福岡県春日市のクローバープラザで全8試合開催され、メインのフェザー級8回戦は、平野岬(三松スポーツ)とフィリピンS・フェザー級12位のセム・ジャペット・エナノ(フェリピン)が対戦。この試合のために1階級上げて挑んだ平野が、1月のS・バンタム級日本タイトルマッチ以来となる再起戦で、2−0の判定勝利を収めた。スコアは77-75×2、76-76。《西村華江》

初回から平野が、サークリングしながら多彩な左ジャブを出してプレスをかけ、右を上下に放ち左フックを打ち込んでいく。「様子見をしていた」というエナノは手数が少なく受け身に回る。速いワンツーの右ストレートで、相手ガードを割ってヒットを奪っていく平野に対し、フィリピン人は速いステップインからの右アッパー、ワンツー、左右フックと徐々に攻撃の手を強めていく。
4回以降、ギアを上げたエナノは手数を増やしプレッシャーを強めると、平野のジャブに右ストレートを被せたり、逆ワンツー、右をボディーや顔面へ散らしたりして反撃に出始める。攻防が拮抗する中、平野は落ち着いて迎え打ちながら、要所でジャブのカウンター、ワンツーの右や打ち下ろしの左フックをヒットし主導権は渡さない。終盤は、両者一歩も引かず密度の濃い打ち合いへ。互いに山場こそ作れなかったが、階級が上のエナノに対しフィジカル負けしなかった平野は攻守に安定感を見せて、フィリピン人の追撃を振り切った。
「気骨のある選手と戦えてよかった。S・バンタム級でランクを取り戻し、上り詰めて九州を盛り上げたい」と力強く語った平野は、12勝(4KO)2敗。「すぐにでも再戦したい」と悔しさを滲ませたエナノは、7勝(3KO)2敗。
◇ライト級4回戦
宮本 時代(本田フィットネス)[引き分け(38-38×3)]河地 翔(ミサイル工藤)
◇S・フライ級4回戦
重岡 一宰 (三松スポーツ)[引き分け1-1(39-37、37-39、38-38)]マッキー 牧山(北島)
◇S・ウェルター級4回戦
玉城 利久(本田フィットネス)[TKO2回1分44秒]安田 拓雄(ミサイル工藤)
◇S・バンタム級4回戦
外村 悠翔(本田フィットネス)[TKO2回7秒]松坂 快晴(三松スポーツ)
◇52.5kg契約4回戦
辻 哲哉(三松スポーツ)[TKO1回2分34秒]小玉 寛士(YUVAX)
◇S・ライト級4回戦
田中 珠璃(本田フィットネス)[引き分け0-1(37-39、38-38×2)]鈴木 泰尊(博多協栄)
◇S・ライト級4回戦
塩尻 りんたろう(鹿児島)[TKO3回1分14秒]原塚 滉貴(長崎ハヤシダ)
観衆=500人


