対抗戦はキルギスに4-3で惜敗 辻永遠と政所椋は勝つ 

 27日、愛知のIBFフライ級戦前座カード7試合(すべて6回戦)は「日本-キルギス対抗戦」として行われ、結果はキルギスが4-3で勝利した。

 アマチュアではよくある対抗戦も、個人競技としてとらえるプロでは珍しい。亀田プロモーションは以前からキルギスで興行を打っており、この縁から、「前々からやりたかった」(プロモーターの亀田興毅ファウンダー)という対抗戦が実現したもの。選手7人を含む総勢20人が来日して日本勢と対戦した。 

 7試合の対抗戦結果は以下の通り。

50kg 亀山大輝(ワタナベ)[判定]エルゲショフ 

64kg   トロバエフ[判定]目黒聖也(LUSH) 

SF級 カチキンべコフ[判定]湊義生(JМ加古川)

М級 バウリン[TKO6回1分53秒]中田勝浩(井岡弘樹) 

64.5kg クルタエフ[判定]山本ライアン・ジョシュア(ワタナベ)

SF級 政所椋(KWORLD3)[判定]デュシェバエフ 

54.5㎏ 辻永遠(MR)[判定]ムルザバエフ

 初戦の50kg契約はで日本は亀山大輝(日本L・フライ級4位)がエルゲショフに2-0判定勝ち。ファイターの亀山は終始休みなく手を出し続け、これに技巧派サウスポーのエルゲショフがかわしながら的確なブローを打ち込んだ。ところが、これがプロ・デビュー戦のキルギス選手は後半疲れて失速したところに被弾して接戦を落とした。 

 しかしキルギスも2戦目から一挙に4試合を連取して対抗戦の勝利を決めた。4試合目のミドル級では、長身の元日本ランカー中田勝浩に対し、小柄なバウリンはゴロフキンのようなインファイトで攻勢をかけポイントを上げた。

 しかしプロ初戦のバウリンは飛ばし過ぎがたたりガス欠になりかけ、中田が反撃。ところが最終回にバウリンが左のカウンターを決めると、中田がピンチに。ここでバウリンが追撃の連打を見舞ったところで、レフェリー飯田がストップした。対抗戦で唯一判定以外で勝利をつかんだバウリンはこの大会の最優秀選手に選ばれている。 

 ここまで1-4でキルギス相手に一方的にリードされていた日本も、最後の2試合で奮起。アマから転向後6戦全勝のホープ政所椋(まんどころ=日本S・フライ級9位)は、アマ180戦の技巧派サウスポー、デュシェバエフになかなかクリーンヒットさせてもらえず苦戦したが、手数を出し続けて、ジャッジ全員が58-56の2点差で政所の勝利を支持した。「頭に血が上って、体力を削られた。こんなもんじゃない」と会心にほど遠い試合を悔しがっていた。 

 7戦目は、辻永遠(日本バンタム級2位)が尻上がりに調子を上げ、ファイターのムルザバイエフをアウトボックス。文句のない3-0判定勝ちをマークした。 

 アマ歴が豊富なキルギス勢も、プロは3人がデビュー戦、残る4人も1戦のみ。プロのスタミナ配分も慣れておらず、6回戦の後半に失速する選手が目立った。

タイトルとURLをコピーしました