大みそかに東京・大田区総合体育館で行われる井岡一翔(志成)-マイケル・オルドスゴイティ(ベネズエラ)のWBAバンタム級挑戦者決定戦(10回戦)の前日計量が30日昼都内で行われ、両選手ともリミット内でパスした。井岡はリミットちょうどの53・5キロ、オルドスゴイティはやや軽い53・3キロだった。

これがバンタム級転向第1戦となる井岡(36歳・31勝16KO4敗1分)は、試合に向けて「世界5階級制覇」の夢に挑戦できることに感謝している。しっかり勝って、バンタム級でも戦えることを示したい」と抱負を語った。
対するオルドスゴイティ(24歳・15勝14KO1敗)は、これまで4階級で世界王座についた井岡の偉業を認めつつ「バンタム級はこれまでとは違う。まず私がいる。必ずこれに勝って世界挑戦に向かう」。そして「この階級はあなたの階級ではないと証明する」と語り、勝利の自信をうかがわせた。
今回バンタム級に上げるに際して井岡はフィジカル面でも新たな試みを取り入れ、「いいコンディションに仕上がっています」という。27日にS・バンタム級転向第一戦で辛勝した中谷潤人の試合も観たといい、「(相手に)中谷選手が研究され、距離をつぶされて接近戦をしいられ、きつい展開になった。階級変更以前に戦い方としてきつい展開になったのでは」と語り、苦戦の理由が階級を上げたことだけだったとは認めなかった。
なおランキング9位(井岡)と11位(オルドスゴイティ)による挑戦者決定戦について、立会人のオリバー・ゴメス氏(パナマ)は「選手権委員会が決めたこと」と語り、この試合の勝者がすぐに世界挑戦できるかについても「委員会が決める」と回答した。WBAの現王者堤聖也(角海老宝石)は12月に暫定王者ノニト・ドネア(比)に勝って統一王者になったばかりだが、休養王者もいる。

なおセミのWBA・L・フライ級挑戦者決定戦の計量も行われ、同級2位の吉良大弥(志成)は48・8キロ、対する同級7位のイバン・バルデラス(メキシコ)は48・4キロと、いずれもリミット以下を計測した。
試合の模様は「Leminoプレミアム」でライブ配信される。


