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田中恒成が12.11に世界ランカー対決 対WBO5位南アのシッキボ

2022年10月14日 22時18分

 畑中ジムは14日に会見を開き、WBO世界S・フライ級1位田中恒成の年内の次戦を12月11日(日)に名古屋市の武田テバオーシャンアリーナにてWBO同級5位のヤンガ・シッキボ(南ア)を迎えて行うと発表した。試合はS・フライ級10回戦。田中は今年6月に橋詰将義(角海老宝石)を圧倒してWBOアジアパシフィック王座を奪取して以来の試合(王座はすでに返上)。

はるばる南アから相手を迎える田中。1位×5位の世界ランカー対決

 相手のシッキボは17勝5KO1敗1分のオーソドックス。これまでナショナルタイトルをはじめ、WBCインターやIBFアフリカ等の地域王座をコレクションしている。唯一の黒星は7年前に4回戦でのちの世界ランカー、アヤンダ・ンドゥラニにスプリット負けしたもの。

 相手の映像を1試合だけ観たという田中と畑中清詞会長ともどもシッキボは「身長が高く見える」とのこと。「ボクサータイプではないかと思う」(畑中会長)というが、田中は「前回(橋詰戦)よりもタフな試合にはなると思うけども、同じような展開になるのでは。必ず倒します」と今回もKO宣言だ。

 田中は5週間の米国(ラスベガス、ロサンゼルス)から帰国したばかり。今回はラスベガスでもイスラエル・サラスを頼らず、トップランクを拠点に練習をした。練習ではスパーリングの割合が増えたといい、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と手合わせもした。また村田大輔トレーナー、林隆仁氏とのチームで海外の環境に慣れるという点においても実り多きトレーニング・キャンプとなったようだ。

会見後に練習を公開した田中。シャープで力強い攻防を披露

 10月8日にカーソンで行われたIBF戦も視察した。試合は新王者フェルナンド・マルティネス(亜)がジェルウィン・アンカハス(比)を判定勝ちで返り討ち。田中は王者マルティネスについて「攻める時のパンチ力、プレッシャーに加えて守る力もある。すごくいい選手」と評す一方で、「いけそうだな、とも思った」と率直な印象を述べた。崩しようがあると、そのパターンがイメージできたというのだ。この点は田中自身、「ボクシングの幅が広がっている証拠だと思う」と語る。

 「KOで勝つこと。問題がない相手だと思う」とシッキボ戦に向けて強気発言の田中。「この試合に勝って、4階級制覇、アメリカでの試合と、自分が望んでいるものを実現させたい」とその思いを語った。

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