米リング誌の年間表彰式が30日(日本時間31日)にニューヨークで開かれ、2025年の各賞が発表された。
男子のファイター・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手賞)には先ごろ引退を表明したテレンス・クロフォード(米)が受賞。クロフォードは昨年1試合のみだったものの、そのカネロ・アルバレス戦でS・ウェルター級から2階級越えでS・ミドル級4団体統一王者に君臨した実績が評価された。12月に突然引退を発表してサプライズとなったが復帰の噂も絶えない。ノミネートされたのはドミトリー・ビボル(ロシア)、井上尚弥(大橋)、ジェシー・ロドリゲス(米)、ファビオ・ウォードリー(英)の4人。
男子MVPクロフォードと写真に納まる女子MVP晝田(三迫ジム提供写真)
また女子の最優秀選手賞に、WBO・S・フライ級王者の晝田瑞希(三迫)が選ばれた。晝田はイブリン・ベルムデス(亜)、ミカエラ・メイヤー(米)、エリー・スコットニー(英)、ケイティ・テイラー(アイルランド)とともにノミネートされていた。
晝田は三迫ジムを通じて、「まさか自分が受賞するなんてと、本当に驚きました。この賞をいただけたことは自信にもなるし、心の支えにもなります。もっと頑張れるし頑張らなければいけないので、引き続き精進します。いつも一緒に戦ってくれる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。もっと上を目指します!Si se puede ! No pasa nada !」と喜びのコメント。
日本関係では、堤聖也(角海老宝石)-比嘉大吾(志成)のWBAバンタム級戦もダウン応酬となった第9ラウンドが「ラウンド・オブ・ザ・イヤー」(最高ラウンド賞)に選ばれた。
年間KO賞は6月17日、東京で行われたブライアン・ノーマンJr(米)vs.佐々木尽(八王子中屋)のWBOウェルター級戦。初回に2度ダウンを奪ったノーマンが5回、左フック一撃で佐々木を撃沈した。ノーマンは11月にデビン・ヘイニーに王座を明け渡すことになったが、インパクト十分のフィニッシュだった、候補にはファビオ・ウォードリーvs.ジャスティス・フニ、オレクサンドル・ウシクvs.ダニエル・デュボア、ジェシー・ロドリゲスvs.フェルナンド・マルティネス、フランク・マーティンvs.ランセス・バルテレミーが挙がっていた。
年間最高試合は英国の二世ボクサー対決、クリス・ユーバンクJr-コナー・ベン第1戦が選ばれた。4月26日ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムに満員の観衆を集めて行われた試合をリング誌は「ファンに支持される超打撃戦」と絶賛。11月に同会場でリマッチが開催された。他にはドミトリー・ビボル-アルツール・ベテルビエフ第2戦、寺地拳四朗-ユーリ阿久井政悟、井上尚弥-ラモン・カルデナス、アブドゥラー・メイソン-サム・ノークスがノミネートされていた。
「トレーナー・オブ・ザ・イヤー」(最優秀トレーナー賞)には尚弥、拓真の井上兄弟の父でトレーナーの井上真吾氏が選出された。年間4度防衛の井上尚弥ならびに、リング登場は一度だったが那須川天心(帝拳)との注目試合を制した井上拓真のパフォーマンスも評価対象となった、真吾氏は19年に続く2度目の同賞受賞となった。対立候補はロバート・ガルシア、ルディ・エルナンデス、ブライアン・マッキンタイア、マニー・ロブレスといずれも米国人だった。
ほか、「プロスペクト・オブ・ザ・イヤー」はエミリアーノ・バルガス(米)、「アップセット・オブ・ザ・イヤー」にはアルマンド・レセンディス(メキシコ)-カレブ・プラント(米)が選出されている。
