15日のトリプル世界タイトル戦他の興行(横浜BUNTAI)のひとつ、WBC世界L・フライ級タイトルマッチで同級2位の岩田翔吉(帝拳)の挑戦を受けるチャンピオンのノックアウト・CPフレッシュマート(タイ・35歳)も順調に仕上げている。10日には横浜光ジムでメディアに練習を公開した。

チャチャイ・トレーナーとミット打ちを行うチャンピオン
ノックアウトはリングネームで、本名はタマヌーン・ニョントロン。ムエタイ時代からパンチが強くKOが多かったことから、国際式に転向以来この名を名乗っているという。だがプロ戦績は29勝1敗でKO勝ちは11度しかない。CPフレッシュマートはスポンサーの企業名。
暫定を含めWBAミニマム級王座を10年間に16度も守り続けたが、統一戦で初黒星を喫して無冠となると、昨年12月に1階級上げて2階級制覇達成。今回が初防衛戦となる。
岩田戦に備えバンコク近郊の自分のジムで2ヵ月間練習を積んできたといい、スパーリングも1週間20ラウンドのペースでこなしてきたそうだ。「100パーセント準備ができている」とチャンピオンは胸を張った。
デビュー以来コンビを組んできたチャチャイ・サーサクン・トレーナー(元WBC世界フライ級王者)によると、ノックアウトの長所は「とても真面目で勤勉」なところだという。この日の公開練習でも、シャドーボクシングを1ラウンド、ミット打ちとサンドバッグは本人の希望で2ラウンドずつに増やし、ラウンド中は小刻みな連打を含めほぼ打ちっぱなし。35歳のベテランらしからぬエネルギッシュな動きをみせていた。
ミニマム級王者時代に日本選手3人を撃退しているが、それぞれが個性的だったと言い、日本人ボクサーに共通する特徴は意識していないという。
挑戦者について、チャチャイ・トレーナーは映像を観て研究しており、強さも理解している。「アグレッシブないい選手。油断はできない」と警戒を怠らない。チャンピオンは「練習してきたことを試合に出して、できるだけ早いタイミングで勝てればいい」とここはKO決着を予言した。
プライベートでは結婚していて2人の娘がいるという。岩田が自身ムエタイを経験していてチャンピオンのことも知っていることについては、「ありがとうと伝えたい。同じムエタイ経験者としていい試合をすることが重要だ」と語った。


