「U-NEXT BOXING 5」で勝利した帝拳ジムの3選手が16日、都内のジムで会見を行った増田陸、岩田翔吉、松本流星はいずれも勝利に安堵しつつ「次もまた頑張りたい」と早くも次戦への意欲を口にした。

昨夜の試合を報じるスポーツ紙を眺める、左から松本、増田、岩田
メインで元王者ノニト・ドネア(比)に8回TKO勝ちし、WBAバンタム級王座挑戦権を手にした増田は「1ラウンドから緊張感あふれる内容だった。すばらしい経験をさせていただいた」と落ち着いて振り返った。昨日は試合後にドネアと話す機会があり、「これからも勝ち続けてほしい」とエールをもらったという。増田はあらためて身が引き締まる思いがしたそうだ。
晴れて世界に王手をかけた増田。WBAバンタム級は正規王者堤聖也(角海老宝石)のケガやアントニオ・バルガス(米)の動向など、王座をめぐる成り行きが注目されている。増田は「いつでもだれでも、行ける準備をしておく」と、もうその気になっている。
またタイのノックアウト・CPフレッシュマートを下してWBC世界L・フライ級王座を獲った岩田は「練習していたことをしっかりと出せた」。以前のような動きながら打つボクシングを再び実践するのがテーマだったが、これをまずはこなして充実感を漂わせた。一点、負傷判定の原因となった、ノックアウトが4回に左目上に負ったカットについては「映像も観ましたが頭は当たっていない」(岩田)とパンチによるものではないかと訴えた。そうだとしたら結果は負傷TKO勝ちだ。
今後は他団体のチャンピオンとの統一戦を望む岩田。L・フライ級は引き続き世界タイトルマッチが4月に日本で行われるから、今後の動向が大いに気になる(4月3日にサンティアゴ-谷口、4月13日にタノンサックーメンドサ)。
そして高田勇仁(ライオンズ)との直接再戦でフルマーク勝ちし、WBAミニマム級王座の初防衛を果たした松本。プロ8戦目で初の12ラウンドをフルに経験したことをプラスとしつつ、「高田選手の気持ちの強さを感じた」と、ライバルの頑張りを称えた。
半年ぶりのリマッチは結果的に松本が1点も失わず終えたが、「もうちょっと踏み込んで当てられれば」(田中繊大トレーナー)と言うように、もう一つ先を求めたいところでもあった。松本自身も自覚していて、今後の成長を誓っている。

