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内藤律樹が熱戦制す、荒川仁人に3-0判定勝ち

2015年6月8日 22時13分

「ダイヤモンドグローブ&DANGAN130」が8日、東京・後楽園ホールで挙行され、メインのライト級10回戦は、日本S・フェザー級王者の内藤律樹(E&Jカシアス)が元OPBF・日本ライト級王者で現同級4位の荒川仁人(ワタナベ)に3-0判定勝ち。スコアは97-94、97-93、98-92。

内藤律樹が荒川仁人に判定勝ち(ボクシングニュース)
内藤(左)のアッパーは10ラウンドを通じて効果的だった

 新旧技巧派サウスポー対決は熱戦となった。初回は積極的に仕掛ける荒川の動きの良さが目を引いた。ジャブの差し合いで内藤を上回り、ボディ攻めも披露した。それでも内藤は徐々にピッチを上げ、巧みなコンビネーションで荒川に迫る。4回に左アッパーを決めると、荒川の動きが一瞬止まった。内藤はさらに荒川の右目上部を切り裂き、5回にはアッパーに加えてワンツーもきれいにヒットしてペースをつかんだ。

 劣勢の荒川は6回からプレスを強めて抵抗を試みた。荒川の圧力を受け内藤がクリンチするシーンが増えるが、内藤は要所でアッパーを決めるなど有効打では上回っている印象だ。あとのない荒川は8回に内藤をコーナーに押し込み、連打を見舞い攻勢をアピール。内藤の動きが鈍ってきたように見えた。

 しかし9回、内藤は左右のアッパー、左ストレートを決め、荒川を下がらせる。最終回は両者とも気力で戦いぬき、終了のゴングとなった。日本タイトルを3度防衛し、今回あえて無冠戦に臨んだ内藤は13勝5KO無敗。ジム移籍初戦を落とした荒川は25勝16KO6敗1分。

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