先月8日、ラスベガスでアルフレド・アングロに10回TKO勝利でメイウェザー戦からカムバックした前S･ウェルター級王者サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）の今年2戦目が具体化している。アルバレスをプロモートするGBPのリチャード・シェーファー最高経営責任者は場所は同じMGMグランド、相手はWBA世界S･ウェルター級“レギュラー”王者に昇格したエリスランディ・ララ（キューバ）が有力だとメディアに通達した。

　アングロ戦直後の会見でララから対戦を直訴されたカネロは、自身も「ララとやらせてくれ」とシェーファー氏に頼んでいるという。理由は実力者のキューバ人を避けているとファンに思われるのが嫌なこと。S･ウェルター級ランクでメイウェザーの次はララだという風潮を打開したいことを挙げている。だが同時にララの保持するタイトルに挑戦する気がないことを明言。カネロは「チャンピオンはメイウェザーだという気持ちが強いから」と胸中を明かす。

　今回も全米へPPV放送される一戦、期日は当初の7月26日から同月12日に繰り上がる可能性が高い。同月19日にゴロフキンvsチャベスJr戦が実現する見込みが強く、GBPはその前に入れる意向だ。