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40歳クリチコ判定でV10 WBC世界ヘビー級

2012年2月20日 0時20分

18日ドイツのミュンヘンで行われたWBC世界ヘビー級タイトルマッチは、チャンピオンのビタリ・クリチコ(ウクライナ)が挑戦者14位のデレク・チソーラ(英国)を12回大差の判定に退け、同タイトルの10度目の防衛に成功した。ヘビー級の主要4団体の世界王座は3団体を制覇する弟ウラジミールと1団体のビタリのクリチコ兄弟が依然として独占支配している。
 挑戦者は前日の計量の際にクリチコを平手打ちしてWBCから罰金を科され、試合開始前のリング上で紹介の際にもビタリの弟ウラジミールに向けてツバを吐くなど挑発。しかしクリチコ兄は冷静さを失わず、試合では2回から得意の右を再三決めてポイントをリードした。体格差を利して、遠い距離から右を決めた。しかし本人も期待したKOシーンはなく、予想外の展開。ダウンはおろかどちらかが窮地に立つ場面もなく終わった。スコアは119-110、118-110(2人)と大差がついてクリチコ44度目の勝利(40KO2敗)が記録された。
 試合後のクリチコによると、倒せなかったのはチソーラのタフネスというが、自身の拳の負傷の可能性もあったということだ。なお敗者は試合後も同国人のデビッド・ヘイとも乱闘騒ぎを引き起こし、トラブル・メーカーとしてすっかり有名になった。

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