2015年チャンピオンカーニバルの注目カード、日本フェザー級チャンピオン細野悟（大橋）と同級1位の福原力也（ワタナベ）の一戦は3月5日、東京･後楽園ホールの「第53回フェニックスバトル」でゴングとなる。前座にはWBA女子L･ミニマム級王者の宮尾綾香（大橋）、OPBF･S･フライ級王者の松本亮（大橋）がノンタイトル戦に出場することも決まった。

　細野が2度目の日本王座のV2戦を迎えた。過去に世界タイトルマッチでセレスティーノ・カバジェロ（パナマ）やクリス・ジョン（インドネシア）といった強豪に敗れた細野は、4度目の世界挑戦に向けて2015年は正念場となる。WBAフェザー級2位をはじめ、世界4団体でランク入りしている31歳にとって、今回のチャンピオンカーニバルは世界前哨戦的な位置づけだ。

　一方の36歳、元日本S･バンタム級王者の福原にとっては、再浮上に向けてラストチャンスとも言える好機だ。一時の不調から脱しつつあった昨年は、細野への挑戦が決まりながら、自らのけがで試合をキャンセル。仕切り直しとなった今回の一戦で、12年10月にTKO負けを喫している細野にリベンジすれば、完全復活をアピールできる。

　前座に登場の宮尾は神田桃子（勝又）とノンタイトル6回戦。松本の相手は今のところ未定。ほかにも元日本S･フェザー級王者の岡田誠一（大橋）が元ランカーの斉藤正樹（TEAM10COUNT）と対戦するほか、鈴木徹（大橋）vs柳達也（伴流）の元ランカー対決も組まれている。