5月2日にリング登場を希望する前世界S･ウェルター級王者サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）の相手がスラッガーのジェームズ・カークランド（米）に落ち着く気配だ。米国、メキシコのメディアが相次いで伝え、会場は米テキサス州サンアントニオのアラモ・ドーム。このカードは12年と14年に交渉がもたれたが、負傷や条件面の問題で中止となっていた。

　カネロ（44勝31KO1敗1分）は同日ミゲール・コット（プエルトリコ）との対決を望んでいた。しかし交渉は最終段階で決裂。オプションにあったカークランドを指名した。キャンセルの“常習犯”カークランド（32勝28KO1敗）だけにサインを交わすまで予断を許さないが、サンアントニオは地元に近いこともあり、米国時間23日（日本時間24日）正式決定するのではと報じられる。

　同じく5月2日リングに上がる可能性が高いフロイド・メイウェザー（米）は注目のマニー・パッキャオ（フィリピン）戦が締結間近とも伝えられたが、今回も見送られる可能性が強くなってきたようだ。周辺情報ではメイウェザーはコットとの再戦に応じる見込み。有力候補だったアミール・カーン（英）はまたも対戦を拒否される様相だ。