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打倒関東勢へ、芦屋大と近大が合同スパー

2015年4月1日 22時14分

 1日、兵庫県芦屋市の芦屋大学ボクシング部に近大ボクシング部員が訪れ、合同練習した。技術向上のための初の取り組みで、女子選手を含め、部員27人が実戦並みのスパーリングを行った。

 澤谷廣典・近大総監督代行が「関西学生リーグの各校が関東学生リーグ勢に対抗していくには、リーグ戦での試合だけでなく、お互いに練習から切磋琢磨しよう」と呼びかけ、近大OBでもある樋山茂・芦屋大監督が快諾して、初の合同練習となった。

打倒関東へ、近大と芦屋大が合同スパー(ボクシングニュース)
ライバルでもある和田(左)と佐伯

 スパーは世界女子銅メダリストの芦屋大2年・和田まどかと全日本王者の近大1年・佐伯霞の対戦からスタート。和田が右フックをうまく決めたが、接近戦からの手数では佐伯が上回った。来年の五輪に向けてライバルの争いは激しく続きそうだ。近大1年・河野沙捺は2人とスパー、きびきびした動きが目立った。

期待の平仲(右)もスパーに参加

 20人がスパーした男子の注目は、元WBA世界J・ウェルター級王者の平仲明信を父に持つ芦屋大1年・信裕で、近大4年・石川捺希とグローブを合わせた。平仲は2日が入学式で、まだジムワークができていないこともあり、動きは直線的で、石川の右ストレートを受けるシーンもあった。しかし、世界王者の父譲りの左のボディフックは強烈。大器の片鱗をみせた。

 20人のうち芦屋大5人、近大4人の新1年生が登場。5月10日から始まる第69回関西学生リーグの即戦力として期待されている。練習を終えた両校部員は「普段の練習と違って、気合いが入ったし、相手の気迫も感じることができた」「こうした練習をもっと続けて、お互いにレベルアップしたい」などと話し、樋山監督も「今日のことは、よかったこと、悪かったことをよく考え、むだにしないでステップアップしていこう」と選手に語りかけた。今回の合同練習は成功といえそうだ。

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