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久高、カサレス攻略に自信 

2010年12月18日 16時29分

 3度目の世界挑戦を控えるWBA世界スーパーフライ級8位の久高寛之(25=仲里ATSUMI)が17日、大阪市内の所属ジムで練習を公開した。23日に大阪府立体育会館で王者ウーゴ・カサレス(32=メキシコ)に挑む。既にスパーリングは打ち上げており、この日は約2時間のジムワークを披露。カサレスのスイッチを想定し、ミットを受けた仲里会長も構えを左右ひんぱんに入れ替えていた。
 久高は約110回こなしたというスパーリングのほとんどが、右構えのパートナーを相手にしたものだったという。それでもサウスポースタイルは歓迎のようだ。「サウスポーとのスパーは最後に少しやったくらい。でもサウスポーは苦手じゃない。深く考えないようにしている」と自信ありげ。仲里会長も「(カサレスより前に交渉していた)ポンサクレックとやるつもりで、サウスポーとの練習も積んでいた。サウスポーには右が当たりやすいし、左で来てくれた方がいいかも」と語った。
 減量も順調そうだ。坂田健史、デンカオセーンに挑んだ過去2度の世界戦はフライ級。今度は減量苦も少ない。この日の練習前でリミットまで2・6キロ。「食べながら体重を落とせている。今の時期にここまで元気で動けることはなかった。このまま本番に持っていける」と挑戦者はアピール。
 WBOライトフライ級王座に続く世界2階級王者のカサレスは、名城信男との2連戦で日本のボクシングファンにもおなじみ。久高は「ストレート系のパンチが当たると思う。相手のフェイントをあまり意識せず、ためらいなく打てるようにしたい」と攻略を描いた。

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