波田大和が奈良井翼に2-0勝ち S・フェザー級王者対決 

4日、東京・後楽園ホールで開催された『DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.45』。メインイベントで行われたOPBF東洋太平洋S・フェザー級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオンの波田大和(帝拳)が日本王者で1位の奈良井翼(RK蒲田)に95-95、96-94、96-94の2-0判定勝利。4度目の防衛に成功した。

奈良井を制した波田㊨

サウスポーの波田が右、オーソドックスの奈良井が左と、両者が前の手の駆け引きを続ける中、初回終了間際に奈良井が右をヒットすれば、2回終了間際には波田が左をヒットする。

そして3回、波田が左ストレートをクリーンヒットすると、試合は一気に熱を帯びる。左からの返しの右フックを決める波田に対し、奈良井も右で反撃。4回は奈良井がワンツーの右をヒットして波田を後退させたが、波田は右腕をうまく使いながら左ストレートで圧力をかけた。

5回終了時の公開採点は48-47、48-47、49-46といずれも波田のリード。

じりじりと前に出つつ、いきなりの右をヒットさせた奈良井に対し、波田は左右への動きを取り入れつつ、攻めの姿勢と手数で優る。奈良井は波田の左をかわして右アッパーをヒットさせるなどしたが、この左への意識が強く、そこを逆手に取った波田が右フックを引っかける場面が増えていった。

ともに防御の意識が高く、派手な打ち合いの展開は数少なかったが、王者同士のレベルが随所に見られた好ファイトだった。

「最初は自分のパンチが思いのほか当たってペースをつかめたと思ったけれど、奈良井選手がテンポを変えてきて反応できなかった。甘くないということを痛感した」と笑顔なき勝者。だが、試合巧者の奈良井をわずかでも上回ったこと、右腕の使い方の進化は自己評価してよいはずだ。

波田(29歳)は19勝17KO2敗1分。奈良井(26歳)は18勝12KO3敗。

◇71.0kg契約8回戦
ヤン・セユル(韓国)[TKO2回1分24秒]赤井英五郎(帝拳)
韓国ミドル級3位で、S・ウェルター級元王者の肩書きを持つヤンが初回に左フックでダウンを奪うが、レフェリーがジャッジ三者に確認後、加撃後のプッシングによるスリップダウンと訂正される。

続く2回、攻撃を強めた赤井が右フックでダウンを奪ったが、ヤンに左フックをヒットされて熱くなると、タメを作って右アッパーを狙いに行くが、そこにヤンが右カウンターをまともにヒット。背中から倒れ込む痛烈なダウンを喫した赤井は、辛くも立ち上がったもののフラつきを見せ、レフェリーがここで試合を止めた。

ヤン(30歳)は8勝4KO11敗3分。赤井(31歳)は6勝5KO5敗。

◇バンタム級8回戦
梶颯(帝拳)[TKO8回1分]アブバカール・ヤノン(比)
2023年12月以来のリングに立った梶は、いきなり右を直撃されてピンチに陥るが、左ボディーカウンターで挽回を計る。だが、ヤノンの思いきりのいい右をコツコツ被弾。なかなかリズムに乗れない展開が続く。

4回、足の動きがようやく見え出した梶は、リターンの右をヒット。効果的なボディー攻撃も増え始めるが、至近距離ではヤノンの右が当たり、接戦のラウンドが積み重なる。

しかし終盤に入っていくにつれ、ボディー主体に小さなヒットを増やした梶は、最終8回に右からの返しの左フックでダウンを奪うと、追撃を仕掛けたところでレフェリーが試合を止めた。

梶(28歳)は17勝11KO2敗。ヤノン(21歳)は8勝7KO3敗。

◇S・フェザー級6回戦
渡辺顕也(小熊)[TKO6回2分19秒]髙橋泰征(本多)

◇東日本新人王S・フェザー級準々決勝4回戦
保木井樹(FUNABASHI E-BOX)[TKO1回2分57秒]大和総支配人(協栄)

◇東日本新人王S・フライ級準々決勝4回戦
髙森悠叶(大橋)[判定3-0(39-37、39-37、39-37)]増田大和(石川ジム立川)

◇ウェルター級4回戦
河島泰大(石丸)[TKO1回45秒]秋田恭佑(北澤)

 

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試合結果(日本語)
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