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井上拓真がプロ5戦目でOPBFタイトル戦

2015年4月7日 16時21分

 WBA・S・フライ級7位の井上拓真(大橋)が7月6日、東京・後楽園ホールでOPBF東洋太平洋S・フライ級王座決定戦を同級2位マーク・アンソニー・ヘラルド(フィリピン)と争うことになった。大橋ジムで7日、記者会見を開いて発表した。タイトルは同門の松本亮が返上し、空位となったもの。

井上拓真が5戦目でOPBFタイトル戦(ボクシングニュース)
左から父の井上真吾トレーナー、拓真、尚弥

 WBO世界S・フライ級王者の井上尚弥(大橋)を兄に持つ拓真が、尚弥と同じプロ5戦目で初のタイトルに挑戦する。初めての後楽園ホールで初メインを務める拓真は「5戦目で兄は結果を出した。世界につながる大事な試合で、自分も絶対に負けられない」と言葉に力をこめた。

 ここまで4勝1KO無敗の拓真に対し、ヘラルドは39戦31勝14KO5敗3分のサウスポー。豊富なキャリアを誇りながらまだ23歳と若く、昨年12月にはIBF挑戦者決定戦に出場し、マックジョー・アローヨ(プエルトリコ)に敵地で判定負けするなど場数を踏んでいる。2013年に来日した際には、世界ランカーだった向井寛史(六島)を2回KOで沈めた実力者だ。

 13年12月にデビューし、2戦目で世界ランカーを下すなど順調に成長してきた拓真にとっても、決して楽な相手とは言えないだろう。ヘラルドについて拓真は「キャリアとパワーがある」と警戒しつつも、「攻撃的で気持ちの強いところを見てもらえればと思う。KOにこだわってお客さんに楽しんでもらいたい」と強気にコメントした。

 兄の陰に隠れていまひとつ目立たなかった拓真だが、OPBFタイトル奪取に成功すれば、自ずと世界が見えてくる。拓真は「なるべく早く世界を獲りたいという気持ちがある。次の試合の内容次第だと思う」と兄と同じ6戦目の世界挑戦に意欲を見せた。

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