WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦（16日・大阪府立体育会館）の前日計量が15日、大阪市中央区のスイスホテル南海大阪で行われた。8度目の防衛を目指すチャンピオン山中慎介（帝拳）はリミットを100グラムアンダーの53.4キロ、初の世界挑戦の同級7位ディエゴ・サンティリャン（アルゼンチン）は300グラムアンダーの53.2キロで計量をパスした。

　山中は体温36.5度、脈拍69（1分間）、血圧121/87、サンティリャンは体温36.5度、脈拍79（同）、血圧122/83。ともに「体調は良好」の診断が下された。

　山中は「これから麺類を食べ、夜はうなぎでも食べます。相手も調子がよさそうなのでいい試合になるでしょう」と余裕のコメント。サンティリャンも「計画的に減量してきて、いい結果がでた。よい試合になるでしょう」と笑顔を絶やさなかった。

　アンダーカードのS･バンタム級4回戦でプロデビューする、元世界チャンピオン、辰吉丈一郎の二男寿以輝（18＝大阪帝拳）もリミットを500グラムアンダーの54.8キロでパスした。

　世界タイトルマッチの模様は日本テレビ系列であす16日、19時56分から20時54分まで全国放送される。また辰吉寿以輝の試合の模様は読売テレビで当日深夜25時33分から放送。こちらは関西ローカル。