対決まで10日と迫ったスーパーファイト、フロイド・メイウェザー（米）vsマニー・パッキャオ（フィリピン）の一般ファン向けのチケットが23日（日本時間24日）発売され、わずか1分で（2分説もあり）で売り切れた。

　米西海岸時間の正午に発売されたチケットは1500ドルから7500ドルまでの5種類（価格）。当然高額のプレミアムがつくはずだが、会場MGMグランドの約1万6500席のうち、大半は両陣営によって買い占められ、セレブや富豪、芸能人、大口ギャンブラーらの手に渡るという。ファンを無視したビジネス優先の動向に批判も聞こえている。

　なお、CNBC（NBCテレビのニュースチャンネル）によると、メイウェザーvsパッキャオ戦チケットの再販売価格の平均が、今年のアメフトのスーパーボウル、昨年のサッカーのワールドカップ決勝を上回った（23日現在）。この試合が1万973ドル（約131万円）、スーパーボウル1万466ドル（約125万円）、ワールドカップが9015ドル（約108万円）。米国スポーツの最大の祭典よりチケット1枚が約500ドル高い計算になる。