中国マカオのベネチアン・リゾート・マカオであす18日ゴングとなるイベントの前日計量が17日、同地で行われ、ノンタイトル戦に臨む元5階級制覇王者ノニト・ドネア（フィリピン）、IBF世界S･ライト級王者決定戦に出場する1位セサール・クエンカ（アルゼンチン）、2位イク・ヤン（中国）らが無事に計量を終えた。

　昨年10月ニコラス・ウォータース（ジャマイカ）に敗れフェザー級王座から陥落したドネア（34勝22KO3敗）は再起2戦目。対戦相手のアントニー・セトゥル（フランス＝20勝8KO3敗）はビッグネームとの対戦がなく、S･バンタム級で再び世界を目指すドネアにとっては落とせない一戦だ。

　メインイベントのIBF世界S･ライト級王座決定戦は、中国期待のヤン（19勝14KO無敗）が熊朝忠（WBCミニマム級）以来2人目の同国世界王者を狙う。こちらも初戴冠を目指す技巧派クエンカ（47勝2KO無敗2無効試合）はアルゼンチン以外で初めての試合。

　前座には日本S･ライト級9位の吉田龍生（本田フィットネス＝26勝13KO7敗）が登場。ロンドン五輪に出場した14勝11KO無敗のホープ、ホセ・カルロス・ラミレス（米）と対戦する。他にIBFライト級1位のデニス・シャフィコフ（ロシア）、WBO･S･フライ級4位のレックス・ツォ（香港）らも出場する。