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ランカー対決、久田哲也が油田京士を鮮烈TKO

2015年7月18日 0時56分

 ハラダジム主催のファイティングビートボクシングは17日、大阪府立体育会館第2競技場で開かれ、メインのL・フライ級日本ランカー対決は、12位の久田哲也(ハラダ)が2回に打ち合いを制して、11位の油田京士(エディタウンゼント)を鮮やかに倒し、TKO勝ちした。セミのフェザー級8回戦は殿本恭平(ハラダ)が強引に打ち合いに持ち込み、タイ人選手を1回TKOで下した。

ランカー対決は久田(右)に軍配

◇L・フライ級8回戦
久田哲也(ハラダ)[TKO2回2分24秒]油田京士(エディタウンゼント)
 ここ4戦スロースターターぶりが目立っていた30歳の久田だったが、6歳下でランキング上位の油田の攻めに対抗、2回に勝負を決めた。立ち上がりは油田がジャブを突いてリズムに乗ろうとしたが、久田はダッキングで交わし、油田の打ち終わりを狙った。2回、油田が攻め込んだところに踏み込んだ久田の右ストレートがヒット、グラついた油田に左右フックを鋭く見舞い、ダウンを奪った。なんとか立ち上がった油田だったが、ダメージは深く、足はふらつき気味。久田がラッシュをかけるとノーガード状態で主審が試合を止めた。油田は強引に接近戦に持ち込んだのが敗因。久田のキャリアが上回った。久田は23勝13KO9敗で「日本タイトルを目指したい」とリング上で語った。油田は10勝6KO8敗。

◇フェザー級8回戦
殿本恭平(ハラダ)[TKO1回2分41秒]パイシトン・ムアンシマ(タイ)
 昨年の新人王西軍代表の殿本が開始からラッシュをかけた。パイシトンはタイ国バンタム級2位だが、殿本の速射砲のようなワンツー攻撃に後退、コーナーを背負い、なんとか右を返そうとするが、殿本の勢いは止まらない。ボディからの右フックがあごに決まり、ダウンを奪った。立ち上がったパイシトンに殿本が襲い掛かったところで、試合はストップ。これまでアウトボクシングが持ち味だったが、この日はファイターぶりをアピールした殿本は7勝3KO2敗。

◇56キロ8回戦
川瀬吏一(グリーンツダ)[KO2回1分7秒]吉村拓記(ハラダ)
◇バンタム級6回戦
高木裕史(森岡)[3-0(57-56、58-54×2)]中島孝彦(ハラダ)

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