大鵬ジム主催の第54回チャンピオンズロードは9日、大阪市中央区のエルシアターで行われ、メインのフェザー級8回戦は、OPBF同級8位、日本S･フェザー級11位の加治木了太（27＝大鵬）が横川聡也（30＝堺東ミツキ）を寄せ付けず、5回終了TKOで快勝した。加治木は26勝17KO9敗、横川は7勝6KO9敗1分。

◇フェザー級8回戦
加治木了太（大鵬）[TKO5回終了]横川聡也（堺東ミツキ）
　加治木は前回の試合で、強引に出すぎてダウンを喫しているだけに、ジャブを突き、横川の動きをじっくり見る慎重な立ち上がり。横川は飛び込んで、左フックを合わせようとするが、加治木が距離をとっているため、再三の空振り。加治木は2回、3回と次第に距離を詰めて、右ストレートをヒット、横川の前進を阻んだ。4回、パンチで横川が左目上をカット。5回は加治木が積極的に打って出ると、横川はたまらず後退。ラウンド後半は横川をロープに釘付けにして連打を浴びせた。横川は立っているのがやっとの状態で、終了ゴングに救われたが、6回はコーナーを出ることができず、陣営が棄権を申し入れた。加治木の強打が目立った一戦で「12月にはフェザー級でタイトルを狙います」とファンにアピールした。

◇S･フェザー級6回戦
西脇一歩（大鵬）[2-0（56-56、57-55×2）]ハリケーン風太（カシミ）
◇フェザー級6回戦
林卓磨（大鵬）[3-0（60-54×3）]山本翔（黒崎KANKO）
◇バンタム級6回戦
大里登（大鵬）[3-0（59-56、58-57×2）]山本直輝（塚原京都）