フィリピンからのニュースで、同国業界の最大勢力、セブ島に本拠地を置くALAプロモーションズが米国マーケットへ進出。10月17日、ロサンゼルス近郊カーソンのスタブハブ・センターで第1弾興行を開催すると発表した。同プロモーションのマイケル・アルデゲール会長がメディアに伝えたもので、当日のメインイベントにはWBO世界L･フライ級王者ドニー・ニエテス（フィリピン）が抜擢される。去る7月11日、指名挑戦者フランシスコ・ロドリゲス（メキシコ）を判定で下したニエテス（33）はタイトルマッチを行う可能性が大きい。

　同日はALAプロモーションのホープ、WBO･S･ライト級2位ジェイソン・パガラ（フィリピン）と実弟のIBF･S･バンタム級5位アルバート・パガラ（同）が出場を予定する。パガラ兄弟はドバイで行った最新試合で、いずれも快勝している。

　同じ日にニューヨークでゴロフキンvsレミュー、ゴンサレスvsビロリアが組まれているが、アルデゲール氏は「カリフォルニアとニューヨークは遠く離れているので、興行に影響はない」と話している。