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河野はTKO防衛 東洋太平洋S・フライ級戦 

2010年5月18日 1時06分

 内山-グラナドス戦の直後に行われた東洋太平洋S・フライ級タイトルマッチは、王者河野公平(ワタナベ)が終盤の11回、東洋太平洋13位の殿村雅史(角海老宝石)にレフェリー・ストップ勝ちし、3たび王座を守った。
 足を使うサウスポー殿村に対し、河野はボディーから攻める。試合は途中まで拮抗していたが、終盤は河野のプレッシャーが強まり、最期はボディーを攻めて弱らせたところで、顔面を攻めると、レフェリーが試合をストップ。タイムは11回2分28秒だった(写真)。
 おなじく内山-グラナドス戦の前に行われたS・フェザー級8回戦は、元日本S・バンタム級王者で2階級アップして世界を狙う日本1位・福原力也(ワタナベ)が、フィリピン同級1位・フェルナンド・オティック(比)に3-0判定勝ち。3~5点差の文句なしの勝利だったが、本人は「細野(悟)が倒した相手を倒せなくては……」とくやしそう。相手も前戦でタイの世界ランカーにKO勝ちしたばかりで、簡単につかまえられる相手ではなかった。福原が手を出し終わった直後に狙うオティックの左フックから右ストレートを警戒して、思い切った攻めが出来なかったことを反省していた。
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