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原隆二が高山勝成撃破に自信、IBFミニマム級戦

2015年9月17日 17時29分

 27日エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でIBF世界ミニマム級王者の高山勝成(仲里)に挑戦する元日本・OPBF同級王者の原隆二(大橋)が17日、横浜市内のジムで練習を公開。10日に開かれた会見では、自信のほどを「微妙」と表現していたが、この日は「100%勝つ」と胸を張って言い切った。

原隆二が高山撃破に自信(ボクシングニュース)
原(右)は八重樫とのスパーでも好調なところを見せた

 決してインタビューが得意ではない原が勝利の確率を問われ、一瞬の間はあったが「100%勝ちます」と宣言した。「今回の原はモチベーションが違う」とは陣営の一致した見方だ。

 才能に恵まれ、無敗のまま日本とOPBFタイトルを獲得しながら、日本王者になる前の2012年、交通事故にあってからパフォーマンスは低迷した。防衛戦は勝利しながらパッとせず、ジムでは先輩の八重樫東だけでなく、あとから入門した井上尚弥、拓真の兄弟、松本亮といったホープたちにもボコボコにされた。大橋秀行会長が「見ていてかわいそうだった」と振り返るくらいの屈辱を味わった。

 この厳しい環境の中でつぶれてしまうのか、這い上がれるのかが大きなポイントだったが、原は昨年10月の田中恒成(畑中=現WBO同級王者)戦あたりから復調(試合は判定負け)。いままで自分を追い込むことがなかなかできなかった原は、世界初挑戦のチャンスを得て目の色を変えてトレーニングに励んだという。

 好調の原をサポートする佐久間トレーナーは「本来の足を使った躍動感のある動きを見せたい。もしそれが機能しなくても、打ち合いをする準備はできている」と自信の表情。この日スパーリングの相手を務めた八重樫も「昔から若い選手(井上兄弟や松本)に負けず劣らず素晴らしい才能を持っていた。それをぜひ証明してほしい。今回は期待できると思う」と太鼓判を押す。未完の大器がいよいよ本領を発揮しそうなムードだ。

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