10月24日ドイツのデュッセルドルフで予定されるヘビー級3冠統一チャンピオン、ウラジミル・クリチコ（ウクライナ）vs挑戦者タイソン・フューリー（英）のタイトルマッチのプレゼンテーションが23日、ロンドンのホテルで開催された。壇上にクリチコ陣営が並ぶ中、ショーマン、フューリーはバットマンの衣装をまとって登場。バットマンの敵役ザ・ジョーカーに扮した友人を痛めつけるパフォーマンスを披露し、会場の歓声と笑いを誘った。

　その後「アンタはもう年寄りだ。ノックアウトする。俺は待ち切れない」。「6ラウンドで眠らせてやる」。「アンタはさっぱり感情を表に現さない。やっぱりロボットだ。ヨーロッパ全域がアンタが負けるところを見たがっている」と王者を挑発。だがクリチコは慣れたもので「グッド・ジョブ、タイソン・フューリー。私はまだ君の試合をよく見ていないので、これからじっくり宿題に取り掛かる。いつもの試合のように」と軽くあしらった。

　続けてクリチコは「キミはもし負けたら、もうボクシングは続けないだろう。新しい仕事を探すと言っていたね。私はサーカスにたくさん友達がいるから、キミにピエロの仕事を紹介しよう。人を笑わすのは楽な仕事じゃないけど」と追撃。そして「試合まで5週間からあるから、ドクターに頭を治療してもらうことを勧める」とライバルに忠告していた。Photo/BoxingScene.com