WBO世界フェザー級王者のワシル・ロマチェンコ（ウクライナ＝4勝2KO1敗）が2日、カリフォルニア州オクスナードにあるロバート・ガルシア・トレーナーのジムで練習を公開した。ロマチェンコは7日（日本時間8日）、米ラスベガスのトーマス&マックセンターで同級7位ロムロ・コアシチャ（メキシコ＝24勝14KO4敗）と3度目の防衛戦を行う。

　公開練習でメディアの取材に応じた五輪2大会金メダリストのロマチェンコは「私はボクシングに新しい何かを持ち込みたい。ファンの人たちに私のことを知ってほしいし、スピード、フットワーク、パンチのパワー、リングの芸術を堪能してほしい」と、かつてアマチュア最強と言われたボクサーらしいコメントを発した。

　今後のターゲットを問われると、デビュー2戦目の世界挑戦で敗れたオルランド・サリド（メキシコ）の名前を挙げた。当日のメインイベントはWBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー（米）が挑戦者ブランドン・リオス（米）を迎えての防衛戦。ロマチェンコと同じく五輪金のWBCミドル級5位、村田諒太（帝拳）の米国デビュー戦も行われる。Photo/Top Rank