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八重樫東が本格始動、初防衛戦は5月の見込み

2016年1月18日 16時19分

 昨年暮れに3階級制覇を達成したIBF世界L・フライ級王者の八重樫東(大橋)が18日、横浜市内のジムで練習を公開した。大橋秀行会長によると、初防衛戦は5月ごろになる見込み。対戦相手は決まっていない。

松本トレーナーと熱のこもったミット打ちをする八重樫

 前王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)との激闘に勝利し、3階級制覇を達成した八重樫が本格始動した。「試合のあとは、感動したと言ってくれた人、打たれ過ぎじゃないかと心配してくれる人、多くの人から声をかけてられてうれしかった」という王者は、2週間ほど休んで既にロードワークなどをスタートさせている。

 今後はL・フライ級で防衛を重ねる方針で、まずは選択試合、その次はメンドサとの再戦の可能性もあるという。大橋会長は「初防衛戦は5月ごろに決まると思う。それが終われば4階級制覇や統一戦という話も出てくるかもしれない。八重樫には歴史に名を残してほしい」と愛弟子を激励した。

 新年を世界王者として迎えた八重樫だが「試合に勝って生き残ったということで、崖っぷちの状態にいる気持ちに変わりはない」と危機感を強調。「残り少ないボクシング人生を考えると、一戦一戦、ワクワクするような試合をしていきたい」と希望を述べた。WBA同級王者の田口良一(ワタナベ)、WBC同級王者の木村悠(帝拳)との統一戦については、これまでと同じように苦笑い。大橋会長に「ロマゴンとの再戦は?」と振られると「かんべんしてください」と答えて報道陣を笑わせた。

 昨年から白井・具志堅ジムの野木丈司トレーナー、格闘家のパーソナルトレーナーとして知られる和田良覚氏と新たなフィジカルトレーニングに着手。大きな出力の出る身体の使い方を学び、3階級制覇の土台を作った。今後もこのトレーニングは継続していく方針で「まだまだ未完成で、もっとうまく身体を使えるようになると思う」と激闘を重ねてきた32歳はさらなる成長に意欲を見せた。

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