地元フックが新王者に WBO世界クルーザー級
2009年8月30日 21時44分
2009年8月30日 20時50分
30日夜大阪府立体育会館(第1競技場)で行われたWBA世界S・ウェルター級暫定王座決定戦は、同級3位石田順裕(金沢)が同4位マルコ・アベンダーニョ(ベネズエラ)に12回判定勝ちし、暫定ながらチャンピオン・ベルトを巻いた。
ダウンシーンはなかったものの、石田の文句ない判定勝ちで、スコアは119―109、118―110、117―111と大差がついた。
新チャンピオンの石田は1975年生まれの34歳。20勝7KO5敗2分。一方のアベンダーニョは35歳。戦績は27勝19KO6敗1分。
この階級の正規王者はダニエル・サントス(プエルトリコ)。石田陣営はサントスが1年以上防衛戦を行わないことを理由に暫定戦の承認を取り付けていた。サントスは11月14日に1位ユーリ・フォアマン(ベラルーシ)との指名戦が決まっており、石田とのチャンピオン統一戦はその後になる。
WBA世界暫定王座決定戦と同じリングで行われた53キロ契約の10回戦に出場した亀田大毅(亀田・WBA世界フライ級11位)は、ホセ・アルベルト・クアドロス(メキシコ)に4回連打で10カウントKO勝ち。約1ヵ月後の10月6日に、同じ大阪でデンガオセーン・カオウィチット(タイ)の持つWBA世界フライ級王座挑戦の決まっている大毅としては、関西のファンの前で顔見せを兼ねた世界前哨戦を無難にこなしたかたちだ。
8回戦でWBC世界バンタム級9位ウィリアム・ゴンサレス(ニカラグア)と対戦した石田の同僚加藤心和(金沢)は、判定で敗れている。
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