米カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで27日（日本時間28日）挙行される2つの世界戦の計量が26日行われ、メインのWBAフェザー級“スーパー”王者レオ・サンタクルス（メキシコ＝米）がリミット1ポンドアンダーの125ポンド（56.70キロ）、挑戦者9位キコ・マルティネス（スペイン）が125.4ポンド（56.88キロ）でパスした。

　元IBFバンタム級、WBC･S･バンタム級王者のサンタクルス（31勝17KO1分無敗）は昨年8月、アブネル・マレス（メキシコ＝米）との12回戦に判定勝ち。決定戦ながらフェザー級のWBAスーパー王者に就いた。レギュラー王者にはヘスス・クエジャール（アルゼンチン）が君臨する。マルティネス（35勝26KO6敗）は元IBF･S･バンタム級王者。同日英国で行われる同級統一戦を戦うカール・フランプトンと2度、スコット・クイッグと1度対戦。サンタクルス優位は動かないところだが、アップセットを狙っている。

　同じリングのWBC･S･バンタム級戦はサンタクルスの王座を継承したフリオ・セハ（メキシコ＝30勝27KO1敗）が121.4ポンド（55.07キロ）、挑戦者4位ウーゴ・ルイス（メキシコ＝35勝30KO3敗）がリミットの122ポンド（55.34キロ）を計測した。

　8月の第1戦はダウン応酬の末、セハがTKO勝利でWBC暫定王座を獲得。サンタクルスのベルト返上により正規王者に昇格した。日本で亀田興毅と対戦したルイスは3度目のタイトル獲得のチャンス。勝者が同日アンダーカードに出場するレイ・バルガス（メキシコ）の挑戦を受ける可能性が高い。Photo/BoxingScene.com