亀海KO逸すも12連勝
2009年6月6日 23時33分
2009年6月6日 16時08分
眼疾が原因でブランクをつくり、進退が注目されていた前WBC世界S・バンタム級王者イスラエル・バスケス(メキシコ)にグリーンライトが灯った。
バスケスは、いずれも激闘となったラファエル・マルケス(メキシコ)との3連戦で両目を負傷。とくに勝利を飾ったものの、第3戦で被った傷は深刻で、その昨年3月の試合以来リングから遠ざかっていた。そして当初の休暇王者扱いからベルト返上を余儀なくされ、その間に西岡利晃(帝拳)が暫定王者から正規王者へ昇格した経緯がある。
彼とフランク・エスピノサ・マネジャーはこれまで何度か「カムバックか引退か」の岐路に立っていたが、このほど最終的なメディカル・チェックの結果が出、晴れて復帰にゴーサインが出たもの。「ボクシングへ戻れ、本当にうれしい。一番好きなことができるから。ボクシングは自分にとり、麻薬みたいなものだね」とバスケス。
これで西岡との事実上の“統一戦”が取りざたされるところだが、エスピノサ氏によると、今後はS・バンタム級ではなく、1階級上げたフェザー級で王座獲得を目指す。噂されるマルケスとの第4戦は、実現すればフェザー級契約の試合になるという。そのうち同級WBC王者粟生隆寛(帝拳)に標的を定める可能性も十分ある。
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