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五輪銅の清水聡がプロ転向会見「2年で世界王者に」

2016年7月5日 15時49分

 2012年のロンドン五輪で銅メダルを獲得した清水聡(30)が5日、横浜市内の大橋ジムで記者会見し、同ジムからプロデビューすることを発表した。7月29日にB級プロテストを受験し、9月にデビュー戦を行う予定。大橋秀行会長は「2年後には世界チャンピオンにしたい」とぶち上げた。

銅メダル持参の清水(中)と松本トレーナー、大橋会長

 ボクシングで日本に44年ぶりのメダルをもたらした清水のプロデビューがついに発表された。大橋会長が2年以内の世界王座獲得を宣言し、清水は「これまで日本ボクシング連盟、ミキハウスなど多くの方にお世話になってきた。プロで結果を出して恩返しがしたい」と決意表明した。

 プロに転向した多くのアマチュア出身選手の中でも清水の経歴は際立っている。岡山県の関西高から駒沢大に進み、北京とロンドンの2度のオリンピックに出場。アマ通算戦績は、本人もよく覚えていないそうだが、170戦150勝70KO・RSC20敗くらだという。

 今春、来月開幕するリオデジャネイロ五輪の出場がなくなり、「(2020年の)東京を目指すことも考えたが、モチベーション的に厳しいと思った」とかねて興味を持っていたプロ転向を強く意識。最終的には「人生は1回だけ。わがままを通させてもらった」とミキハウス社員という安定した立場を捨て、日本ボクシング連盟の了解をへてこの日の会見にいたった。大橋ジムを選んだのは「世界チャンピオンを複数輩出している」というのが理由。かつて同じ日本代表メンバーとして戦った井上尚弥が所属していることも大きかった。

 清水は身長179センチの長身サウスポー。左ストレートが武器で、担当することになった松本好二トレーナーは「パンチがすごく硬い」とその特徴を説明する。バンバンKOの山を積み重ねるのか、技巧派と評されるようなスタイルになるのかは、本人も「やってみたいとわからない」とのこと。階級はフェザー級でスタートするという。

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