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フランプトンから2度ダウン、コブリータJr死す

2016年12月10日 14時14分

 メキシコから痛ましいニュースが伝わった─。元WBC世界フェザー級王者アレハンドロ“コブリータ”ゴンサレス(メキシコ=写真)の息子で、世界挑戦も経験したアレハンドロ“コブリータ”ゴンサレスJrが9日早朝、グアダラハラの自宅近くで死体で発見された。23歳の若さだった。ゴンサレスJrの死体は他の2人の若者の死体といっしょにピックアップ・トラックの荷台に積まれていたという。

 ゴンサレスJrは父らの指導で10年3月にプロデビュー。2ドローをはさんで22連勝し将来を嘱望された。14年4月、元IBF世界S・フライ級王者アルベルト・ロサス(メキシコ)に負傷判定負けで初黒星を喫した。

 その後、3連勝し15年7月、階級を上げてIBF世界S・バンタム級王者カール・フランプトン(英)に米テキサス州で挑戦。初回に2度ダウンを奪う健闘を披露するも12ラウンド3-0判定で敗れた。同じく昨年11月、世界ランカー、カリム・ゲルフィ(フランス)と対戦したが10回判定負け。最新試合は10月グアダラハラで行ったが、負け越し選手とドローに終わった。WBC最新ランキングでバンタム級36位にランクされていた。

 以前は父、祖父、弟とともにロサンゼルスでトレーニングを行っていたが、最近はグアダラハラに戻り、再度世界挑戦を目指していた。近年、治安が悪化しているメキシコで何かのトラブルに巻き込まれたようだが、容疑者等は判明していない。生涯戦績は25勝15KO3敗3分。挑戦を受けたフランプトン(現WBA世界フェザー級“スーパー”チャンピオン)が哀悼の言葉をツイッターで発信している。

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