アマチュアボクシングの第15回全日本女子選手権大会と第68回全日本社会人選手権大会が瀬戸内海の大三島（愛媛県今治市）で行なわれている。24日にはトーナメントの準決勝が行われ、女子はジュニア7階級とシニア6階級、社会人は8階級の王座を目指す選手たちが決勝進出を決めた。

　激戦区フライ級は女王和田まどか（芦屋大）が順当に勝ち残ったが、この日の準決勝では仲田幸都子（平成国際大）の奮闘に打撃戦をしいられ被弾するなど、3-0判定勝ちしたものの手を焼かされた印象だった。決勝では新鋭晝田瑞希（自衛隊体育学校）の挑戦を受ける。

　和田のライバルだった佐伯霞（近大）はL･フライ級に落して動きもよく、決勝ではこれも好調な小村つばさ（自衛隊体育学校）と対戦。L･ウェルター級では、チャンピオンの明戸司（斉田ジム）が新鋭鬼頭茉衣（東海学園大）にストップされる番狂わせもあった。

　社会人の常連、杉田大祐（警視庁第三機動隊）は鈴木直人（株エコバード）を強打で圧倒しTKO勝ち。王座復帰まであと一歩に迫った。25日は決勝が行われる。