メキシコのプエブロ・プロモーションズは傘下の元WBC･S･バンタム級王者フリオ・セハ（メキシコ＝WBC5位）と同級3位アンセルモ“チェミート”モレノ（パナマ）による同級挑戦者決定戦が5月27日に組まれたとメディアに通達した。タイトルホルダーは2月英国での王座決定戦で勝利し、長谷川穂積の王座を継承したレイ・バルガス（メキシコ）。試合はモレノの地元パナマシティのアマドール・コンベンション・センターで予定される。

　モレノは昨年9月、WBC世界バンタム級王者山中慎介（帝拳）とのリマッチで7回TKO負けして以来のリング。以前WBA世界バンタム級王座に4年間君臨した実績を持つサウスポー。山中戦からの復帰戦となる。一方セハは昨年2月、ウーゴ・ルイス（メキシコ）との再戦で初回TKO負けで王座から転落。以後リングに上がっていない。

　このモレノvsセハは挑戦者決定戦のいわば準決勝で、もうひとつのレグではウーゴ・ルイスvsロニー・リオス（米）が対戦する予定。この試合のスケジュールはまだ発表されていない。勝者同士がバルガスへの挑戦権を争う運びとなっている。

　なおモレノvsセハのリングではWBC世界ミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーティン（タイ）への挑戦権をかけてWBC1位サウル“ベイビー”フアレス（メキシコ）と同2位リロイ・エストラーダ（パナマ）が対戦する。