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2017年5月16日火曜日

心臓移植を受けた環ちゃん、井岡弘樹会長を訪問

 進行性の難病「拡張型心筋症」のため全国規模で募金を呼びかけて、米国・シアトルで心臓移植手術を受け、3月下旬に無事帰国した大阪府吹田市の青山環(たまき)ちゃん(3つ)が両親とともに大阪での募金活動に全面協力した井岡弘樹・西日本ボクシング協会長を訪れて元気な姿を見せた。

進行性の難病、アメリカで手術

 環ちゃんは札幌市の青山竜馬さん(36)、夏子さん(35)の双子の次女。長女菫ちゃんは生後7ヶ月の2015年6月、せきを繰り返すなどの症状で亡くなった。

 青山さんは先天性の病気を疑い、環ちゃんが精密検査を受け、拡張型心筋症と診断された。9月に吹田市の大阪大病院に入院、夫婦も近くに転居した。国内では心臓移植が難しいため、友人らが「たまきちゃんを救う会」を結成、米国での心臓移植を目指すことになった。

 16年春から仙台市、札幌市を始め全国各地で街頭募金をスタート。大阪での募金活動を知った井岡会長はJR大阪駅前、ミナミの百貨店や商業施設前で通行人に募金を呼びかけた。またボクシング興行の会場でも募金活動を続けた。

井岡会長が募金活動に協力

 募金は目標額を超えた約3億4000万円が集まり、環ちゃんは医療専用ジェット機で渡米、同年9月11日に移植手術に成功した。今年3月22日に帰国して、現在は免疫抑制剤を用いた治療を行っているが、好物のうどんや焼きそばを食べるなど自宅で元気に過ごしており、米国に行く前より身長が10センチ伸び、体重は3.5キロも増えた。

「募金活動の時は集中治療室にいたので実際に会うのは初めて。こんなに元気になっておられてすごくうれしい」とジムで環ちゃんを抱き抱えた井岡会長は満面の笑み。両親は「街頭募金は手探りで始めましたが、元世界王者で知名度がある井岡さんに率先して呼びかけてもらい、軌道に乗せることができました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

 井岡会長は「妻や子どももいっしょに活動できてよかった。多くの方がたまきちゃんを助けてあげたいと応援していただいたからこそ、元気な姿を見ることができた。みなさんの善意のおかげです」と環ちゃんにほおずりしていた。