2017年5月21日日曜日

新王者の比嘉大吾&拳四朗、ともに統一戦を希望

 WBCの新世界チャンピオン、フライ級の比嘉大吾(白井・具志堅S)とL・フライ級の拳四朗(BMB)が試合から一夜明けた21日、試合会場の有明コロシアムで記者会見を開き、そろって統一戦への意欲を口にした。

 計量失格で王座をはく奪された前王者フアン・エルナンデス(メキシコ)に6回TKO勝ちした比嘉は「1ラウンドはどうなるかと思ったけど、歯が抜けたこともあって2ラウンドからは緊張がほぐれ、いい試合ができた」とまずは報道陣を笑わせた。

比嘉、次なる目標は15連続KOの日本記録

 尊敬する具志堅用会長と同じ21歳で世界チャンピオンになるという夢をかなえた比嘉は「同じ沖縄の浜田さんが持つ15連続KO記録を狙います」と新たな目標を設定した。

 会見後に「大吾が負けたらもうボクシングジムを閉鎖しようと考えていた」と告白した具志堅用高会長だったが、比嘉が勝利したのだからジム閉鎖どころか仕事は山積みだ。早速プロモーターの顔になった具志堅会長は「指名試合もあるけど、できるだけ早く統一戦をやりたい」とWBA王者、井岡一翔(井岡)とのビッグマッチを提案。減量が厳しい比嘉も「この階級なら早くやりたい」と早期の統一戦実現に期待を寄せた。

 比嘉はしばらく休み、来月9日に出身地の沖縄県浦添市、11日に高校時代を過ごした宮古島で開催されるパレードで凱旋する予定だ。

 拳四朗はガニガン・ロペス(メキシコ)とフルラウンド戦い、小差の2-0判定でタイトルを獲得した。昨夜はアドレナリンが出続けて1時間しか眠れなかったという新王者は「昨日はギリギリの判定だったけど、勝ててすごくうれしいです」と喜びを口にした。

拳四朗、次戦はゲバラとの指名試合か

 拳四朗の父で、元日本ミドル級、OPBF・L・ヘビー級王者の寺地永会長は「これでやっとスタートラインに立てた。史上初の親子王者を夢にしてきたのでほっとしている」と笑顔を見せた。

 自身のWBCベルト獲得で、メジャー4団体すべてが日本人王者となり、統一戦が期待されるが、父親の寺地永会長によると、次は1位ペドロ・ゲバラ(メキシコ)との指名戦になる可能性が高いという。

 拳四朗は「とりあえず指名試合があるので、それをクリアして、そのあと統一戦をすれば盛り上がると思う」とのプランを描いた。