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あす日本F級 粉川拓也vs黒田雅之、中山はOPBF挑戦

2017年6月12日 15時36分

 あす13日後楽園ホールで開催される「DANGAN185」の計量が12日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインの日本フライ級タイトルマッチは、王者の粉川拓也(宮田)と暫定王者の黒田雅之(川崎新田)がともにリミットの50.8キロでクリア。セミのOPBFフライ級タイトルマッチは、王者リチャード・クラベラス(比)が50.6キロ、挑戦者3位の中山佳祐(ワタナベ)が50.8キロで合格した。

昨年3月以来の再戦となる粉川(右)と黒田

 粉川(28勝13KO4敗)は昨年10月のV4戦で左耳を負傷。この間に暫定王座に就いたのが黒田で、1年3か月ぶりの対戦は“統一戦”となった。粉川は既にOPBF王座1度、日本王座に2度就き、世界挑戦も経験しており、ひたすら世界再挑戦を待ち望んでいる。

 世界ランキングでWBA4位、WBC5位、IBF5位、WBO7位につける粉川は「世界を獲ったり防衛している比嘉(大吾)くん、拳四朗くん、田中(恒成)くんとスパーをさせてもらって、自分のそのレベルにはあると思っている。試合でアピールしたい」と決意表明。フライ級に粉川ありを力強く証明するつもりだ。

粉川「世界をアピールする試合を」、黒田「成長を実感」

 一方、昨年3月に粉川に挑戦し、大差判定負けを喫した元日本L・フライ級王者の黒田(26勝15KO7敗3分)は、この1年3か月を「プロ生活でこれほど成長を実感できたことはない」とリベンジに自信を見せた。

 考えすぎるのがよくないところで「考える前に動くのが作戦」とここ数試合は自分の感覚を大切にしている。こちらも「粉川さんは世界上位ランカー。これに勝てば上に行ける」とこちらも13年以来2度目の世界挑戦に向け、モチベーションを高めている。

タイトル初挑戦の中山(左)と王者クラベラス

 アマでインターハイ3位の実績を持つサウスポー中山(9勝4KO2敗1分)は3月に望月直樹(横浜光)を下してランク入り。いきなりチャンスをつかんだ。

 クラベラス(17勝14KO2敗2分)は比嘉の王座返上に伴いシルバー王者から正規王者に昇格した選手で、フィリピン・ボクサーらしくブンブン振り回し、序盤のKO勝ちが多い選手だ。

中山「チャンピオンの仲間入りする」

 昨年九州から上京してワタナベジムに移籍し、現在は世界王者の田口良一、日本王者の久我勇作、船井龍一と朝のロードワークをこなしている。「自分もチャンピオンの仲間入りをしたい」という中山は、序盤はクラベラスの強打を防ぎ、中盤以降に勝負をかける作戦だ。

 アンダーカードでは元日本5階級制覇王者、湯場忠志さん息子、2月にプロデビューした湯場海樹が登場。18歳の湯場はベナー・サンティグ(比)と対戦する。

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